帰任後遺症

この週末の埼玉は土曜日が雨、今日は晴天。気温があがり蒸し暑い日曜日です。夏の訪れを感じます。

今年は比較的寒い4月5月なようですが、英国戻りにとっては十分暑い日々でこの先思いやられるなぁと不安になっています。

こちらに戻ってきて3ヶ月が経ったところです。日本に慣れてきた？とよく尋ねられるのですが、まだ全然なので帰任して驚いております。

元ドイツ長期駐在者の大先輩の持論によると、海外から戻って日本の生活に馴染むには、
滞在年数をX年とした場合、Xヶ月プラス3ヶ月かかるとのこと。

だとすると、我々は9ヶ月かかるわけで、今まだ全然馴染んでいないこともおかしいことではないんだなぁと納得しています。

最近克服したのが、英語脳です。電話に出るときに思わず「Hello」で出ようとする自分がいたり、とっさに質問されて何かを説明するときに英文で組み立て始めてしまうところがありました。

英語脳がなくなるのはそれはそれで悲しいのですが、最近は日本語脳がデフォルトになっています。

未だに日本の変わってしまったところやイギリスとの違いの１つ１つに驚いたりして、受け入れるまでに時間がかかったりしています。表情に出してしまうと周りの人の気分を害してしまうこともあるので、気をつけているのですが…まだ他所からやってきた人間であることを実感しています。

反対の視点からすると社内では半分外国人扱いされています。何か違うことをし出す
とイギリス帰りだからと言われたり…何か違うことをするのは俺の身上だって言うのに…なんでもかんでもイギリス帰りで片付けるな!って思う。

イギリスでの仕事はそれなりにハードで、このペースで行くのはツライので80パーセントぐらいのペースでこなせないと続かないなぁと思っていたのですが、日本に帰ったらイギリスでの仕事の１２０パーセント越えの仕事量になってて困っています。

責務が変わったのもありますし、それに対する私の能力不足も感じています。消しゴムの角を丸められているような酷使されている状況を感じます。ホントに能力を発揮すればいきいきやっていけるのかどうか疑問に思ってしまう…

５月は季節としては過ごしやすくて緑が綺麗だし羽ばたきたくなるような躍動的な好きなのですが、過去の経験からもいろいろと関門が与えられる個人的にはキツイことばかり経験している月でもあります。



どちらかと言うと時間の流れに身を委ねて流れて行きたい。どうせ日本に慣れるまで半年かかるんだから、時の流れに身を委ねれば良いのだが…どこか自分の力で泳ぎたい気持ちがあるのでしょうね。そのジレンマみたいな気持ちにストレスを感じる日々が今日この頃です。

正直言って仕事辞めたい度が人生の中で最も高いのが今です。精神的健康面からにしても今は良くないので多角的によく考えて、早く楽になりたい。

でもこれって帰任者が感じる普通な経験なんだろうなぁ。現在リハビリ中と思っています。