ずらり川魚料理

隣町にある川魚料理店に行きました。嫁のお父さんのご馳走です。若い頃はこっそり1人で週末に行っていたようです。

70を過ぎた今でも現役の仕事人。ここのところ仕事が充実してるようです。鰻を食べたくて仕方ないみたい。元気な証です。素晴らしい。

鰻の蒲焼はこしらえるまで時間がかかるので、それまでに他の料理を楽しみながら待つのが良いようで、お父さんのお気に入りをいろいろ食べました。

まずはどじょうのから揚げ。


このぐらいは飲み屋で何度か食べたことがある。サクサクの食感が良いですね。

しかしここからは私はおそらくほとんど初めての食べ物ばかりなので興味津々。

鯉の洗い。


洗いとは刺身の一種ではあるのですが、硬い食感を出すために、冷たい水に漬けるのだとか。同時に川魚独特の臭みを落とすのも目的でもあるとのこと。洗いすぎると旨みが逃げてしまい、洗い足りないと臭みが強かったりして、加減が難しいらしい。食感がコリコリしてて美味しかったです。

続いてなまずの天ぷら。


なまずなんて食べたことあるかなぁ？白身魚の天ぷらに近い感じで、全く違和感なく食べることが出来ました。

それから鯉こく。


つまり鯉の味噌汁です。豚汁よりもアブラっぽい感じで、とてもコクがあります。浸かっている鯉の小骨がたっぷりですが、食べ応えがあります。

そして鰻肝焼き。


グロイだけあって栄養タップリです。ビタミンA,B1,B2,Eといろいろ含まれているようです。。。

正直な話、すでにお腹いっぱい。これからホントにうな重を食べるの？と不安に思ってしまうのですが、お父さんのリーダーシップにより「上」4人前を注文。

ついにうな重が来ました。



おぉー美しい。日本最古の和歌集である万葉集にも出てくる夏痩せに良しとされる鰻です。確かに満腹なのにペロリと食べてしまいました。スゴイな鰻は。

近年絶滅危惧種となり高騰してまして、スーパーでも驚きの価格で並んでいましてなかなか手が伸びない食材となりました。

そんな中、旬なものを食べさせてくれたお父さんに感謝です。旨いものを知ってるって素敵だ。