水星からやって来たリロイ・ブラウン~Leroy Brown from Mercury~

埼玉県民サラリーマンの徒然なブログです。

トミー・リー・マッカーサー

2013-07-30 23:26:04 | 日記
先日の日曜日に映画を観に行ったのでした。

終戦のエンペラー。

久々に戦争映画を見て月並みな感想ですが、やっぱり戦争はいけないことだなと再認識させられます。国と国の戦いの中、戦争を望んでも無い多くの人々の命が奪われていく。映画で見ててもとても悲しい。戦争はダメです。

見応えはなかなかです。GHQが戦争責任の調査や日本を知るためにいろいろなキーパーソンと出会っていくのだが、なにより日本側のキャストがスゴイ。西田敏行、伊武雅刀、中村雅俊、火野正平、桃井かおり。そして最近亡くなった夏八木勲。よく集めたなぁ。 

そして映画のクライマックスは昭和天皇とダグラス・マッカーサーとの会談である。昭和天皇の誠実な態度にマッカーサーが敬服したと言われる歴史的な会談が映画で再現されると言う意味では、この映画のポイントはここにすべてが集約されてるいるのだと思う。

のだが、ちょっと残念な感じがした…残念と言うか意外と言うか。

天皇への戦争責任について考えていたマッカーサーは昭和天皇が命乞いをしてくるのでは?と思っていたとされるのに、この会談で昭和天皇は命乞いをするどころか「戦争の全責任は私にある。」と潔く述べた。世界の王朝で最も長く続いているとされる日本の君主が「私は死刑も覚悟しており、私の命はすべて司令部に委ねる。どうか国民が生活に困らぬよう連合国にお願いしたい」と述べたとされてまして、本映画でもそのように描かれていた。

その言葉にマッカーサーは少なくとも意外に思ったはずなのに。。。全くその表情を映す「タメ」もなければカメラワークになってなかった。。。マッカーサー役のトミー・リー・ジョーンズがどのように表現するのかが楽しみだったのですが…

僕がこの映画を見たいと思った1番の理由は、トミー・リー・ジョーンズがマッカーサー役をやるからなのだ。トミー・リー・ジョーンズのファンと言えるほど彼が出演している作品を見たわけではないのですが、結構好きです。

一番好きなのがハリソン・フォード主演の逃亡者でのトミーです。


あの、なんか悪いことを考えているような顔がたまらん。ハリソンに比べるとトミーはだいぶ油っぽい演技なのですが、逃亡者のことを密かに思いやる追跡側としては絶妙な表現をしてくれるのです。何度見ても飽きないミステリアスな表情が魅力です。あの顔はなんか企んでるに違いない。

そんなんだから今回のマッカーサーも何考えてるかわからない感じだったなぁ。

また見てみようかな。



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