水星からやって来たリロイ・ブラウン~Leroy Brown from Mercury~

埼玉県民サラリーマンの徒然なブログです。

社内教育1年

2016-10-05 22:16:08 | 仕事
去年の10月から朝勉強会たるものの講師を1年やってみました。

毎週水曜日の業務開始前に30分程度。業務時間外なので受講は自由希望制。製品開発業務を進める上で、身に付けると便利なデータ解析手法を教えました。

対象は同じ部署の若手一般職。最初はまばらな感じの出席状況でしたが、半年を過ぎると若手の80%が常に早起きして集まってくれました。

人間ってのは急な変化には弱いのですが、続けていくと習慣になって行くのだと思います。

なので9月いっぱいで止めてしまった今は手持ち無沙汰のような感じが私にもあります。

社員教育の強化の発端はゆとり世代対応なのかもしれません。

でも、未熟なのは社員だけではない。特に感じるのが、マイクロソフト製品の説明内容の乏しさ。

最近では当たり前のように求められるパソコンスキル。大卒採用ではワードやエクセルを使えることは当たり前なので、入社して基本を教えることは無いのですが...非常に機能が多いエクセルを使いこなせている若手は少ないです。

そもそもマイクロソフトはエクセル1本のライセンスに結構な値段を取る癖に、標準機能の関数の使い方が分かりにくい。特に分析ツールのフーリエ解析なんて酷いもんだ。

「フーリエ解析分析ツールは、データを変換する高速フーリエ変換(FFT)を使って線形システムの解を求め、周期データを分析します。この分析ツールは逆変換サポートしているので、変換したデータを元のデータに戻すことも出来ます」

と記されているだけ。これじゃ試しようもない。例題の1つぐらい記しても良いんじゃないのか?と思う。

マイクロソフトの文句を言ったりしながら、1年間で約50回の授業を例題と基礎を混ぜながら講師をやりました。

週に1度30分で身に付けられるスキルなんてあるわけないので、コツとかスキルを身に付ける楽しさを感じさせることでその人が努力すれば良いかなと思い続けられたのでした。

その中でスキルが上がり業務で発揮していった人とそこまでには至らなかった人もいましたが、とりあえず1年で終わり。

元々会社での人材育成には消極的な私はあまり若手を若手として意識していなかったのですが、コミュニケーションを通じて若手から私に対する認知度が上がったのは良い効果だった思います。

若手が凄く私の言うことを聞くようになったので、調子に乗りそうです・・・既に乗り過ぎかもしれません・・・パワハラに注意しなければ。

最後に、残念だったのが、例題でやってみた聴力テストで私だけが15kHzの音を聞き取る事が出来なかったことです。俺も若い頃は聞こえた。。。

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