久々の富士

久々に富士スピードウェイに行って来ました。前回も今回も仕事ですが、前回は2002年の今頃だったと思う。あの頃は少しコースレイアウトが違っていた。F1を富士に招致する前だったかな。

昨日はサーキットから雪化粧した富士山が見えた。これがF1富士GPの目指したかった絵なのかぁと思った。

今回は世界耐久レース選手権（WEC）のレースサポートです。知名度としてはF1に比べたら薄い気がしますが、F1より歴史が古いル・マンもこの中の１つなので立派なレースシリーズです。

付け加えますとクルマの耐久レースと言うのはヨーロッパではF1以上に人気がある文化でもある。サーキットへピクニックに行ったら１日中クルマが競い合っているんだから、クルマ好きには堪らないわけです。

ここ最近は強豪アウディにトヨタレーシングが迫っています。ここトヨタのお膝元富士スピードウェイでは負けられないと言うことで私も若手エンジニアを連れ出してお手伝いです。



この耐久選手権にはF1を経験しているドライバーが集結しているのも見所の１つ。

アラン・マクニッシュ、アレキサンダー・ブルツ、アンソニー・デビッドソン、セバスチャン・ブエミ。ブルーノ・セナやジャンカルロ・フィジケラもいた。日本勢だと中嶋一貴に小林可夢偉。あと中野信治もいた。

パドックパスは３日間で２万円もしないのでかなりお得。

とりあえず仕事で来てるので驚きながらも終始涼しい顔で通しました。

でもサポートしたチームが今期初優勝したのは驚いた。表彰台下まで行っちゃった。美酒を浴びるつもりが雨でビシャビシャになったけど、ドイツ人のチームスタッフ達と盛り上がりました。



レースそのものはヒドイ雨のレースで、終始セーフティーカーと赤旗中段のレース。レーシングスピードで走った周回はゼロ。6時間耐久レースだと言うのに、トータルでは４５分のパレードラップで終わってしまった感じ。視界不良でレースが止まって、止み出して再開しようとするとまた降りだすと言う…雨は降るし寒いしクルマはほとんど走らないし、観客さんたちが一番ツライ決勝日となってしまった。

そんな中１位を走っていたアウディにトラブルが発生して、一貴が運転するトヨタの７号車が１位。ある意味雨の中嶋は息子も継承していた。

ドライの土曜はアウディに0.1秒差まで肉薄してたので次回こそぶち抜いて欲しい。

君が代を聞けて良かった。