水星からやって来たリロイ・ブラウン~Leroy Brown from Mercury~

埼玉県民サラリーマンの徒然なブログです。

【2013夏の旅行】わかかわ

2013-08-31 22:30:00 | 旅行
岩手の祖父宅に行く際に湯田ダムを社会化見学しました。奥羽山脈の中にある湯田ダム。ここまで来るとほとんど祖父の家まで着いた感じがします。

何度も通っているのでダムを眺めたことは数知れないけど間近までくるのは初めてです。ダムは和賀川を堰きとめていまして、東へ流れまして東北最大の川であります北上川につながります。



堰きとめて出来るのは錦秋湖。大きな人造湖です。冬は雪解け水がたまりグッと手前まで水面が上がります。5月に来た頃は湖面に木の先っぽが出てたりするぐらいでした。



このダムの貯水目的は生活水と言うより農業水です。岩手や宮城で美味しいお米を作る源です。岩手や宮城は農業で生活してる県民がたくさんいますから、和賀川とこのダムはまさに命の源です。

このダムは日本に12個しかない珍しい重力アーチ式ダム構造とのこと。

ダムには下に行くほど厚みを持つ台形断面で強度持たせる重力式ダムと上から見て弓型でせき止めるアーチ式ダムに分かれています。

前者は人工的に山を作るわけですから強度上もっとも優れるのですが、多量のコンクリートを用いることになります。後者は少ないコンクリートで出来ますが、アーチを支える岩盤の強度を要するのとせき止める幅が短い必要があります。

その良い所取りで組み合わさったハイブリッド構造が湯田ダムなのです。。。知らなかった。確かにキレイなアーチ状で下に行くほど厚みがあります。

これが日本の米所をコントロールしてるのかぁ。

このダムに注がれる水の一部が祖父宅の前に流れる和賀川です。



メッチャメッチャキレイな水です。祖父宅ではこれがそのまま生活水でした。子供の頃、普通にこの川の水に口を付けてたし、祖父宅の水道の水と同じ味がしてた。

この水で育った米は旨いはずだ。埼玉で取れる米とは違うのは当たり前な気がします。

古来より万物の根源と考えられている水。祖父母や母がここの水で生活していたと思うと、僕の身体もこの川に懐かしさを感じるのは、子供の頃の記憶にある風景や音色だけでは無いような気がします。

この地を大切にしなければなぁと思い直す夏旅行でした。

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