水星からやって来たリロイ・ブラウン~Leroy Brown from Mercury~

埼玉県民サラリーマンの徒然なブログです。

仕事納め2016

2016-12-28 23:47:45 | 仕事
今日で2016年のお仕事終了。今日は上司がお休みのため、私がウチの部署の皆さんの仕事納めを見届けました。

英国から帰ってきてからの4年間。ウチの部署の本業であるレース用部品の開発をメンバー達に集中出来る様に、レースに関係ない雑用業務を私がこなしてきたつもり。

それ以来モチベーションの低い日々が続いています。

過去の開発したアイテムや技術が何かの賞に値しないか調べたり、申請したりするのもやった...そういうのって広報担当がやるのかと思ってたよ...

そのぐらいであれば良いのだが、たまにとんでもない雑用がやってくるのです。

雑用と言うか、行き場を無くした開発テーマがやってくる。それを振り払うのってその部署の長だと思う…そして長には判断できるバランス感覚が必要だと思った1年でした。

ウチの会社は1月にその年の取り組みテーマとテーマに沿った体制が整えられるので、12月はテーマと体制検討に時間を費やすことになります。

2016年の始まりは…正確には去年の冬休みは、非常に重たい気持ちでした。

昨年の冬休みに悩んで、年明け初日の仕事始めの日に、上司へ「このテーマをやりたくない」「この部署の仕事では無いと思う」と相談したのを今でも鮮明に覚えています。

上司、頭抱えちゃってね…初日から。

まぁ、それでもそのテーマを業務として私が遂行していたのですが、長時間労働により産業医面談を何度か受けることになりました。

産業医面談は今年に限らず毎月のようにあったのですが、春にストレス度が高いと診断されて、人事部長から仕事の配慮に関する通達が上司に落ちてきたのでした。

それ以降は仕事に関する過度のフォローを受けることがなくなったのですが、人員増も無いままのんびり仕事することになったのが今年1年の流れでした。

言ってみれば、成り行きの開発スピード…だったら、やらなくて良いじゃんって思う。

これじゃマズイなぁと思い、私の小さな政治力と限りある知恵を駆使して、この開発テーマは来年から然るべき部署で取り組んでもらうことになったのです。

そう言った必要ない交通整備業務に多大な時間が必要になる。出来る上層部だったら、瞬間的に正しく判断するのだと思う。

今回1つ学んだのが「レバレッジ」です。同じ言葉でも立場が上の人が言うと全然違うのです。

上司を動かすには私の言葉じゃなくて、更に上の人の言葉が効く。

上司の上司を動かすのは信用力が高い情報源が効きました。

僕の上司を動かすのに、最終的には取締役の人まで巻き込んだのですが、取締役を動かすには国連がらみの資料を徹底的にまとめたりして、エンジニアの私としては長い道のりでした。気苦労もあった。

取締役から「なんでこんなことやってるの?この仕事はこの部署の仕事じゃないよね。そんなに暇なの?」って言ってくれたのは気持ちよかったなぁ。上司の脇で聞いてて涙が出そうだった。

いいぞ、取締役。この会社、まだ腐ってないと思った。

自分の感覚が正常であることもちょっと自信につながった。反面、中間管理職ってのは悲しい性だと思った。

過労死予防マネージメントが機能しているのかな。私にとって2016年前半はストレス大でしたが、1年を通しての業務時間は近年稀に見る程少なく収まりました。肉体的には健やかだったと思う。

昨年に比べたら悩みの少ない冬休みになるので、ゆっくり休めそうです。

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