ロスタイム突入

2007年1月11日からこちらに住んでおりますので、今日で丸6年の英国生活が終わりました。

すでに延長戦だった駐在員生活に終わりが見えてきまして、引き継ぎやお持ち帰りの割り振りを行い、何がなんでも今月末には日本に戻ることが決定しました。

引越するにはラッキーなことに今年の英国は暖冬で過ごしやすいです。
霜が降りることも少ないしオリオン座がよく見える夜も多い。

夜空はポカーンと眺めてしまいます。
星や月を見てると、地球と言う乗り物から宇宙の景色を見てるようです。
澄み渡った夜空は、大きなまん丸な窓のようです。

乗り物が好きだった私は、電車に乗ると大人しくずっと窓の外を眺めていたらしい。

ウチの家族で初めて海外に行ったのは、僕が小学生の頃の母でした。
バブリーな時代で、パートタイムで働いてるのに香港に社員旅行でした。
飛行機に乗れることが羨ましがっていた私に、
「あなたはこれからいくらでも飛行機に乗る機会がある」となだめていました。

ウチの母の言葉は間違うことなく、今や私は飛行機に乗っても窓際を選ぶことは無い。
大人になると言うのは少々残念なことに、トキメクべきことにも鈍感になってしまうのかも。

だが物理を学んでからは夜空を眺めるのが楽しくて仕方ない。
知識を積むことで新しいことに夢中になることもある。

このイギリス生活でいろいろな知識を積ませてもらった。
外から見た日本に戻って新たに生活するのが楽しみです。

まずは、残り少ないイギリス生活を安全で健康に締めくくらなければです。