花と文。(暮らしと本と花と)

日々の心に残る記しておきたいこと。

晴れた日には、空を見上げて。

2023年03月13日 | 春空
そして、雨の日にも、天を仰いでいた。
雨粒が空から落ちてくる、雫をこの目で見る。

自然・・・そのものを感じていた。
好きも嫌いもなかった。

子どもだった頃、雨の日の水たまりが好きだった。
長くつで水たまりに入っていく
じゃぶじゃぶとして、夢中になっている
そのことだけをする純粋さを
ふと思い出している。

幸せも不幸も、世界で起きる出来事にも関わることもなく
いまある目の前にある
ものだけの中にあった
自分というものすら意識していなかった頃

明日の学校のことを考えていたのかもしれない
何か心配ごとがあったのかもしれない

日々を生きる中で
それはそれは大きな悩みごとを抱えていたのかもしれない

でも未来を夢見ていた

雨の日には雨の気持ちで

晴れたら自転車に乗って
どこかに向かおうとしていた頃のこと。

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