「こないだ札幌に帰った時、縁が薄くなったなぁと思った…」
といつもの口調で
おっとりとゆっくりと、ぽつぽつと言った次女。
そうかと、私はこれまで生きた人生の半分以上は
その場所に居たわけで、けれど彼女はたった数年(一桁の数字)
物心つき出したところからと言うなら
僅か3、4年、意識の中の札幌というのは
短い時間の中にしかないということになる。
娘たちは、「こっちの人」、私は数年に一度くらいの間隔で
無性に帰りたくなる。
帰省という意味ではなく、その場所で生きていきたい、
そういうことである。
7月に帰省することに決めた。
親も年老いて、もっと色々と聞いておきたいと思うこともある。
友達に連絡をし始めている。
「いまなら休み取れるよ」喜んでくれる、もうひとりのワタシと
さらに倍の日数が必要なくらい、会いたい、会える人がいる
友達がいて良かった、と思う時でもある。
さて、これから計画を立てよう
少し時間に余裕があるので
楽しみが増えて嬉しい。
・
いまのところ、その予定はないのだけれど
もし、いま住んでいるこの地を離れる時が来たとしたなら、
この地も、愛しいかけがえのない人生の充実を与えてくれた場所
輝ける場所となるのだろう。
人生の後半、どんな道を目指し
生きてゆくのだろう
いま一瞬、空洞の中にいて(それでいい)
なにもしない時期というのは、必要なのだと思う
そこから何を始めるのか
心の底からやりたいと思うこと
それを見つけていこう
遅すぎることはない、軽はずみに始めるのではなく
「これがやりたいのだ」
それを見つけたい、
いまを生きて、いつか終わりがくるその時にふりかえり
なんて、素敵な人生だったのだろう
そう思える生き方を目指したい
エネルギーがあるのだ、
〜まだまだこれから〜
私の誕生日にそう言ってくれた人がいる
未来を楽しみにしている
いまはなんとなくだけれど、、
さて、仕事に戻ります