花と文。(暮らしと本と花と)

日々の心に残る記しておきたいこと。

休日に美術館に行く。

2014年05月12日 | ひとりの芸術家

 昨日は五月晴れの良いお天気。
風も爽やかに吹いていて、気温も丁度いい。

午後にぶらっと出掛ける。

ボストン美術館 浮世絵名品展 「北斎」
                   神戸市立博物館 6月22日(日)まで




日本人なら誰でも知っているこの名前。
馴染みがあるようだけれど、その実際は知らないことばかり。

外国に日本の名品が流れて行ったことは、もちろん聞いたことがあるけれど
外国の大きな美術館で、丁寧に扱われ、保存状態もかなり良いとのこと。

それもまた素晴らしい。
世界の人たちが北斎を観る。

すごく面白かった。

人となりを知ると、尚面白い。

90歳までに93回も引っ越したのだとか。
死ぬまで自らの絵の革新のみを追い求めた人生だった。
終生質素な暮らしを貫き、お酒も煙草もやらず、粗食に徹し、身なりもかまわず破れた服で過ごしていた・・・・。



年代層問わずに、多くの人が訪れていた。



出掛けたくなるこの季節。

街並みも生き生きとして、目に映るものすべてが優しい。

200年以上も昔に生まれた同じ日本人である人の残したものを
鑑賞することの奇跡。
遠く海を渡って、長い時間を経てまた戻ってきた。
私と同じようにここを訪れた人はしみじみと感じ入るのだろう・・・。
そんなことを思う。






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