秋から冬に向かっている日に。

　もう冬が始まっている。

　なのに、こんなにも空は青くて、穏やかで

　厳しさのカケラも見あたらない。

　通勤途中の桜並木の最後の一葉が季節の始まりを伝えてくれていた。

　昨日と今日も違う。

　たった数時間の間にたしかに進んでいったのだ。

　からっぽだったところに

　何かが入り込み

　また違う感慨を覚える。

　自分も変化していく、瞬間に起こる絶え間ない巡り合わせが

　深く奥行きを持たせるのだ。


　・・・・・

　今日は掃除をして、アイロンかけ、録画したドラマを観たあとに

　一本のＤＶＤを観た。

　先日借りてきたものの一つを。

　

　とっても私好みの映画だった。

　映像の美しさ

　人間模様

　生きるとは

　親子とは

　愛することとは

　そして何かを追及していくための情熱と絶え間ない努力の日々

　葛藤。

　どうも私は人間嫌いな人がとても気になる。

　いやな皮肉屋だったりする。

　素直になれない頑固屋だったりして。
　
　良いものを知っている

　ものごとをまっすぐに見ることのできる人との違いは

　一体なんだろう。

　その紙一重とも想像できる、決定してしまう何かとは。

　と映画の内容とは直接関係のないかもしれない
　
　そんなことを書いてしまった。

　・・・・

　また観たくなる映画が一つ増えた。