花と文。(暮らしと本と花と)

日々の心に残る記しておきたいこと。

響きあったと思うとき。

2014年06月24日 | ひとりの芸術家




「ひとめぼれ」という言葉があります。
私は一目惚れするタチなんですね(笑)。



「円山応挙」(1716~1795)

18世紀に生きた画家です。今から300年近く昔に生まれて生きた一人の日本人。伊藤若冲、曽我蕭白、長沢芦雪・・・。

絵師として生き、残した数々の名品は
現代を生きる私たちへの贈り物です。

写生派の祖、と呼ばれているんですね。



その時代時代の流行があって、今ではあたりまえだったことが
当時では先駆的なことだったりする。


繊細な筆致と、画面の中の空間と奥行、色合いの美しさ
形や表情の柔らかさ。

心に響いてくる。

「雪松図屏風」。

松の上に降り積もる雪。

懐かしさ
荘厳な静けさ
雪の冷たさ
松と共にある雪
背景に広がる空

心に落ちてくる様々な何か。

画家が感じたのは、何だったのか。

私がその絵の前で感じたことと
少しでも共通することは、あったのだろうか。
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