絵が気に入っている絵本です。
もちろん、内容も楽しい。 おとなしい めんどり 作 ポール・ガルドン
訳 谷川俊太郎
大きさも20センチ四方で持ちやすく読み易い。
めんどりがとても賢いんですよね。
この絵本は、30代後半に自分の為に買ったものです。
たいせつなこと マーガレット・ワイズ・ブラウン さく
レナード・ワイスガード え
うちだややこ やく
この絵本ができたのは今から60年以上前になります。
しっかりとした確かな絵と、ひらながの言葉は子どもでも
十分に理解できるもの。
スプーンにとって たいせつなのは
ひなぎくにとって たいせつなのは
くさにとって たいせつなのは
・・・・・・・
と私たちが見て意味をつけた姿と、本来のそのモノたちの持つ本当の意味。
大人が読むとまたいいんです。
我が家の子どもたちは絵本が好きなんですが
最近は私が読んで聞かせるということが無くなりました。
(本当は高校生くらいまで、いいんだそうです)
絵本の中に入り込んで、旅するように味わう。
そんな経験をたくさん今の子どもたちにもしてほしいと思います。
選ぶ本も大事。
絵と内容が同等にしっかりとしているもの。
絵は芸術性の高いもの
内容は文学として適しているもの
ちょっと押し付けがましいかもしれないですが
子どもの原体験を、真剣に親が、大人が、考えるのも大切かなと感じています。
訳されたのは、うちだややこさん。樹木希林の娘さんでも知られていますが。
あとがきがとても素敵です。
機会があったら、手にとって読んでみてはいかがと
おすすめしておきます。
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今日は児童館に読み聞かせに行ってきました。
一年生ばかり11人だったと思いますが(他の学年は時間割の関係で無理だったようです)絵本の世界に入り込んでいる、その表情。素敵です。
瞳の奥のきらきらしたものから、その物語が生きているのだということが
伝わってくるのです。
良い時間を過ごせました。
一昨日の夕日です。