遠州のかめの『山へ行かまい』

山の景色・花の写真、山歩きの記録。

天狗棚・1200高地 2024-10-13

2024年10月13日 | ・奥三河

天狗棚・1200高地(てんぐだな 1240m 1200こうち 1229m) 天気:晴れ

 今日は三連休の中日で好天気。愛知県に入ると車がいっぱい。設楽の道の駅は満車、名倉は車が溢れていて左折車が繋がっている。仕方がないので、そのまま茶臼山高原道路に入る。天狗棚のトンネルを抜けて面の木ビジターセンターの駐車場に車を入れると、人がいっぱいだ。何だろう。駐車場の中を走り回っている。

 な・なんだ?

 若くて美人のスタッフの人が居たので聞いてみたら、面の木園地でオリエンテーリングの大会をやっているそうだ。「面の木園地を歩いていても大丈夫か?」と聞いたら「全然大丈夫だ」との事。他のスタッフが「道はあまり走らないから」だって。トレランの大会じゃなくて良かった。駐車場の端から遊歩道に入るとよく整備された道が続く。

 右から女性が一人、左の遠くからも一人、2分後に前から男性が一人走ってきてすれ違った。「こんちわ」。なるほど、全然大丈夫だ。遊歩道のすぐ先の左に木道が敷かれた湿地帯が有る。小さな湿地だが、寄ってみまい。

 少ないが、秋の花が咲いている。むらさきのはやまらっきょうかなぁ。まだ咲いてないしチョット遠いので判らなかった。トリカブトは湿地の外側に咲いていたのもです。

ウメバチソウ   アケボノソウ    トリカブト    湿地帯奥から

       

 素晴らしい青空。チョット暑くなってきた。

 遊歩道は林道の太さになり、少し下で本物の林道に合流する。林道を右へ緩やかに登っていくと、道の右に左に、3~4名ずつのグループが走り回っている。見ると左の針葉樹の森の中にチェックポイントの旗が有り、1つのグループが走り寄って行く。なるほど、道はあまり走らないですね。林道歩き15分位いで舗装道路に合流する。ここに駐車スペースと休憩舎が有る。一休みしましょう。

 第三園地休憩舎。手前に駐車スペース。がんばれ若者!

 3分休憩したら出発。道は来た林道の上に別の林道、山側に直登する遊歩道が有るが、エコトラックの指定ルートは遊歩道のようだ。さらに左側の森の中にチェックポイントが有るようなので、チョット見学して行こう。

 これだ。36番って書いてある。えぇ、そんなにたくさん有るの?

 オリエンテーリングは、昔、中学の林間学校でやった気がする。(大昔ですね!)。遊歩道は急斜面をジグザグに登っていくが、すぐに山道に格上げされる。5分で尾根に乗ったら、さらに尾根筋の急登を5分で真新しい鳥居が見えてくる。「天白神社」と書いてあるが、ここが帰り道の分岐点のようだ。そして鳥居のすぐ先にアルミのすんごい急な階段が出てくる。

 これを登れば展望台のはずだ。急な階段の先にもう一つ急な階段。登り切ったら天狗棚展望台に到着。今日は良い天気で大展望です。

 天狗棚展望台。展望1=大川入山方面展望2=津具村方面

 展望を楽しんで5分休憩したら出発。チョットだけ登ったら後は下りの尾根道。すぐに分岐が有り、左へ面の木園地への道を下る。道はトラバースになるが、擬木の橋を渡れば10分程で良い森の斜面の下りになる。すぐ先が面の木第一園地。広い草原の広場と駐車場が有る。

 第一園地。トイメンの高台が井山。右に駐車場。

  駐車場に降りるとに車が満杯なのに誰も居ない。チョット異様。近くに良く出るパチンコ屋でも有るのだろうか。井山(いやま)は山頂部が気持ちの良い広い草原で展望も良い、その名の通りの良い山(いいやま)なのだが、今では登れなくなっているという噂を見た。ので、井山に登る道路の入り口に行ってみる。これが、ガチガチに通行止めどころか、車両・自転車・徒歩でも侵入禁止、「入ったら警察に通報する」とまで書いてある。私有地は誰かの財産。残念だが仕方がないですね。

 満杯の駐車場。手前にパイプ椅子に座っているばぁちゃんがいるだけ。

 折り返して天狗棚へ向かう。登山口の標識から森の道を登ると、さっき来た巻道の分岐が有る。ここは直進して登山口から15分程で尾根道に合流する。尾根道も良い道で、5分もかからず天狗棚の山頂に着いた。これでエコトラックのチェックポイントをコンプリートした。ん~、これってまるでオリエンテーリングじゃない?。まぁ、スマホ使ってるので反則ですよね。

 天狗棚山頂。

 山頂で8分休憩。まだ12時前なので1200高地まで足を延ばす事にする。片道40~50分位いでしょう。山頂から少し水平に行った後は、気持ちの良い森の中を下ったり登ったりする良い道が続く。

 山頂から25分位いで見覚えのある分岐に出る。右へ上る道が1200高地へ行くはずだが、有ったはずの標識が無い。5分先にも反対側から登る道が有るはずなので、先に進んでみる。木の橋を渡った先に分岐は有るが、やはり標識は無い。が、位置的にも間違いないので、分岐から折り返して山頂を目指す。

 右から来た。折り返して左へ。

 今までのような道らしい道は無いが、右自然林と左植林帯の間を登っていく。7分で登り切ったら1200高地の山頂に到着。ここにも標識や看板は無い。1200高地は忘れられてしまった山頂ですか。しかし、なんか落ち着く山頂だよな、ここは。

 1200高地。なんか落ち着く。ここに住もうかしら。

 腹が減った。岩に座って15分のソイジョイ休憩。時間は12:45。さぁ、帰るか。山頂の反対側の道を下る。3分でやはりさっきの分岐に降りた。左へ、来た道を戻る。

 ほんとに良い感じの森

 天狗棚山頂は人と犬がいたので通過。すぐ先に第一園地への分岐。今度はここを直進して尾根道を進む。基本、緩い下り道だが、一か所、岩の段差が有る。下りきった所が行きで下った分岐で、そこから最後の登りを少し登れば天狗棚の展望台だ。

 今日2度目の天狗棚展望台

 展望台から階段を下りて「天白神社」の鳥居から分岐を左へ下る。植林帯をジグザグに下る林道に降りる。あとは林道を歩いて面の木園地の駐車場に戻って来た。森有り、湿地有り、展望台有り、静かな山頂有りのなかなか良いルートでした。ただ、難を言えば、時々バイクの爆音が聞こえて来る。自分もその道路を使って車で来ているので文句も言えないけど、なんだいやぁ。

 あのトンネルをくぐれば面の木園地駐車場。

 帰ったら「みんなオリエンテーリング一周って何分位いでまわるの?」って聞いてみようと思っていたのだが、何事も無かったように人っ子ひとり誰も居なくなっていた。何の痕跡も残っていない。見事じゃ。

 今日行ったのは天狗棚(てんぐだな)。この像はてんぐだなぁ・・(おそまつ)。

 かみさんのお土産を買いに茶臼山高原のレストハウスへ向かう。混んでるだろうなぁとは思ったのだが、なんと駐車場に入る車で渋滞している。全然進まない。こりゃぁだめだと渋滞を離脱して矢作川源流の水を汲みに行き、自分用の土産だけをゲットした。ここで会った方も「あんな混雑見たことないわ」と言っておられた。「3連休、物価高くて、地元観光、楽しくも有り、悲しくも有り」。(よっ、座布団一枚)。さぁ帰りましょうか。

 TIME 活動記録←左上の1229.7が1200高地

面の木園地駐車場(9:55)-第三園地駐車場(10:25)-天狗棚展望台(10:55)-第一園地駐車場(11:20)-天狗棚(11:45)-(12:30)1200高地(12:45)-天狗棚-天狗棚展望台(13:40)-(14:15)面の木園地駐車場

 本長篠から鳳来寺山へ行く県道は未だ通行止めだった。

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