赤岩尾根・湖西連峰 天気:晴れ・暑い
赤岩尾根(あかいわおね)は大昔に一度下った事が有る(はず)。なので、今回は登ってみましょう。葦毛湿原(いもうしつげん)の駐車場に車を停めたら、車道や歩道を歩いて登山口に向かう。大昔に下った時は赤岩寺(せきがんじ)に下ったけど、今日はもっと尾根の端っこに近い「赤岩自然歩道」の登山口から登りましょう。下道35分で到着。途中の池から見た赤岩尾根が冒頭の写真⇒パノラマ。左端の尾根の鞍部が乗小路峠(のりこうじとうげ)で、その下に登山口が有る。
登山口。登山口の看板。
道は水が流れて掘れてしまった歩きにくい道だが、10分ほどで乗小路峠に出る。真っすぐに下る旧鎌倉街道は倒木のバリケードで完全に通行止めになっている。右に行けば赤岩自然歩道の尾根道だが、左の踏みあとを追って小さなピークへ寄っていこう。
今日最初の寄り道ピーク:キジ山。
峠に戻ったら赤岩自然歩道を進む。急登というほどでも無いが、キツイ登りが続く。道の脇に大きな岩が有る。赤い堆積岩があるので赤岩という地名になった、と何かに書いてあった気がする。(さっき見たばかりですよ。)
大岩。おれがあかいわだー、とはどこにも書いてない。
そういえば赤岩尾根の岩はだいたい赤っぽいような気がする。気のせいかも。乗小路峠から40分ほどで赤岩寺に下る道の分岐に出た。赤岩寺へ下る方も良い道が続いているが、急な道だった記憶が有る。
赤岩寺分岐
分岐の先を少し登って309.5mの三角点を越えると、下から見上げた送電鉄塔の切り開きの場所に出る。
送電鉄塔の切り開き。ここからの展望南側、展望北側、石巻山アップ。
展望は良いがその分、陽当たりが良くて今日はけっこう暑いなぁ。鉄塔の下で一休みしようと思ったのだが、熊蜂が何匹もぶんぶん飛んでいるので休憩どころではない。あわてて通り過ぎる。しばらく水平な道。赤岩尾根の中間あたりに大きな岩が有った。
尾根上の大きな岩。おれもあかいわだー(・・・!)。
大岩から少し下って林道の三叉路に出る。三方向の林道はダートだがどれも荒れ放題ではない良い道が通っている。
林道出合い。
登山道は向いの尾根に続いている。ここから150m位い登るはず。まぁゆっくり登らまいか。30分ほど登ってカロリーメイトで一本立てる。こいつはぱっさぱさなので水がないと食べられないし、今日は暑いので水筒の水は途中で無くなるだろうな。少し先で道が水平になると、ほどなく湖西連峰の尾根に合流した。登山口から2時間半。結構かかりましたね。
赤岩尾根分岐。本線の方が直角に折れる。
一服したら出発。少し先に「霊屋峰(美貞山)」と書かれた手製の標識が有り、左へ脇道が分岐している。これは地図上400.3mのピークですね。2分って書いてあるしぃ、行くしかあるまい。展望は無いが小さな祠と三角点が有る静かなピークだった。
次の寄り道ピーク:霊屋峰(たまやのみね)。ここにあった地図と簡単な説明書き。
説明書きの「入出の漁師」とは、現湖西市入出(いりで)の事だと思います。次は多米(ため)峠。ずんずん下って、霊屋峰から20分で到着。ここでも一服。だいぶ疲れてきた。
多米峠。藤の花が咲いている。
そろそろ登りの足がキツイが、この先の送電線の下が刈り払われており、展望が良くなっている。いちいち寄っていく。
振り返って来た方向(北方向)を見たところ。左の尾根が赤岩尾根。
そしてここのすぐ先の道を右に入ると大きな岩が有る。この岩に登ると、これは絶景ですぜ。
寄り道展望岩。見えているのが赤岩尾根。絶景がこれだ!。
絶景を満喫してまたまた一服。疲れが取れた気がしたので出発。中尾根分岐を目指して登る。20分で中尾根の分岐点に到着。もうこの先は大きな登りは無いはず。
中尾根分岐
一瞬パラダイス岩に寄り道しようかと思ったが、無理だな。やめておこう。その代わり焙烙岩(ほうろくいわ)には行かずに神石山に寄って行こう。いや、そっちがメインルートか。中尾根分岐のすぐ先の送電鉄塔の下が切り開かれており、展望が良い。もちのろんで寄っていきましょう。
寄り道ピークから神石山と焙烙岩。
少し下れば雨やどり岩。岩が有れば登るしかあるまい、が、展望はさっきの寄り道ピークの方が良い、かも。
雨やどり岩。岩の上からの展望。裏側から登れる。
雨やどり岩のすぐ先が太田峠跡。焙烙岩への巻道の入り口は、知っていないとチョッと判らないですね。ここから神石山への登り返しだが、大したことは無い。静かな富士山展望台に寄り道(今日は当然見えないけど)しても10分もかからずに神石山の山頂に到着。だが、神石山は人が超いっぱいだったのでそのままスルーする。
あはは、人多すぎだわ。
神石山の先は、急で段差の有るいやな土の階段の激下り。望寺岩(ぼうじいわ)という大岩が有って次が普門寺峠。少し登れば船形山城址。その先が巻道分岐の5辻(左上が本線、右水平が巻道)だ。巻道を行けばもぉ登りは無いが、ここまで来たら座談山と二川TV中継所に寄り道するしかあるまい。ラストの登りは急だが長くはない。ツツジの花が見えれば送電鉄塔の先を右に入って座談山に到着。ここも縦走路からはチョット寄り道になる。
↓食事処「座談山」。今日は無人だが、昼食時はいつも満席だ。
ここで500ccの水が空になったので予備の水筒から補給する。本当に今日は暑いっすね。座談山から本線に戻り、すぐ先が二川TV中継所。休んだばかりなので通過。TV中継所を過ぎるとつつじの多い道。
一段下ればやっと葦毛湿原への下降口。急な階段を下り、一息峠で一息つかずにどんどん下る。座談山から40分で葦毛湿原の入り口に降りてきた。当然、葦毛湿原にも寄って行くがこれと言った花は咲いていない。はざかいきか。
はるりんどう。つぼみは多いが、咲いてるのはこれぐらい。
今日は日曜日。普通の格好の家族連れやグループの人たちが多い。外人さんもいる。挨拶したりしなかったりで沢山の人たちをすれ違ったら車がいっぱいの駐車場に戻った。
↓戻って来た。疲れたぁ~。
赤岩尾根は登りに使うと結構長いですね。登山者なんかいないかと思っていたが、数名・数グループとすれ違った。本線に入ると寄り道・見どころ・展望地と次々と現れて忙しい。それにしても連休はじめの好天の日曜日。本線の縦走路は人が多かったですね。神石山の山頂は山で見た久しぶりの人込みでした。次は連休が開けてからですね。どこへ行きましょうか。
TIME
葦毛湿原駐車場(7:40)ー赤岩自然歩道登山口(8:20)ーキジ山ー鉄塔下展望地(9:35)ー(10:45)赤岩尾根分岐(11:00)ー霊屋峰ー多米峠(11:50)ー神石山(13:15)ー二川TV中継所(14:05)ー葦毛湿原ー(14:50)葦毛湿原駐車場