遠州のかめの『山へ行かざぁ』

山の景色・花の写真、山歩きの記録。

夏焼城ヶ山(三河) 2018-03-17

2018年03月17日 | ・奥三河

夏焼城ヶ山(なつやけじょうがさん 889m) 天気:曇り/晴れ

 稲武(いなぶ)を通るたびに気になっていた夏焼城ヶ山へ行ってきました。「さすがにここまで来て889mの山一つだけではもの足りないだろう」となかなか行く機会が無かったのだが、天狗棚(てんぐだな)まで縦走して面ノ木園地(めんのきえんち)から自転車で戻ってくる、というあっぱれな計画を思いついたので早速実行することにした。

 ↓大井平(おおいだいら)の登山口

 

 まずは面ノ木園地の駐車場に折りたたみ自転車をデポし、車で大井平公園の駐車場に向かう。大井平公園の広い駐車場には一番乗りだ。道を渡って綺麗なトイレの横から公園の中の道を登る。ここはシャクナゲが沢山植えられており、もう蕾がついている。急な道を10分も登れば、ダートの林道に出る。後はこの林道を登山口まで歩くのだが、この林道が右に左にぐるぐる回っており、方向感覚がおかしくなってしまう。林道歩き30分ほどで登山道の入口が有る。

 ↓登山道入口

 

 登山道に入ると歩きやすい植林帯の道。急登の区間も有るがそんなに長くは無い。登山道入口から45分ほどで伐採されて開けている夏焼城ヶ山の山頂に着いた。「お~っ!」。思わず「お~!」と声が出る、これはすごい展望だ。

 ↓夏焼城ヶ山山頂。こんなに展望が良い山だとは思わなかった。

 冒頭の写真は山頂から御嶽-恵那山-大川入山。この山ひとつだけで来ても充分にもとは取れますね。展望を見ながら30分近くも休憩してしまった。

 ↓白山。その左には、伊吹~御在所かな?まで見えている。=>大きな写真左 その右 

 

 山頂の片隅に手作り風の小さな休憩舎が有る。月ヶ平への縦走路は「ブナの木峠 井ノ入登山口」の標識に従い、休憩舎の前を通って続いている。道は細くなるが、偽木の階段や標識も有り、しっかりと整備されている。10分も歩くとブナの木峠に着く。ここは分岐になっている。縦走路は右の細い道だが、この道が落葉に埋もれており、井の入登山口へ下る道の方が太いので、チョッと迷うところだ。

 ↓ブナの木峠。縦走路は右。標識はきっちりと道の方向を指している。

 右の道を進めば直ぐに「大栗山」の標識が有る。道自体は今までに比べて細くなり、落葉に埋もれていてチョッとわかりにくいが、その区間もすぐに終わり、舗装路の通るサンガ峠に下りる。

 ↓サンガ坂峠

 

 サンガ峠から舗装路を10mも進むと右側に「月ヶ平」の標識から登山路の続きが有る。ただし、この先でチョッと道が不鮮明になる。このルート中で一番わかりにくいところだ。標識から入って左へ谷を進むとどんつきで道が見えなくなる。目の前の沢を渡ってその先を登るのが正解。

 ↓ここで道が見えなくなる。このルートは、標識の向きが大事。

 

 尾根に乗ればわかりにくいが道は続いている。やがて唐突に林道の終点に出るとそのまま林道を進み、舗装路に出る直前に標識が有って、もう一度山道に入る。

 ↓舗装路に出る手前で右の山道に戻る。

 再び山道を少し登って月ヶ平の山頂。この小さな登り下りは何気にこたえる。考えてみれば、この先も行く先の標高はどんどんと高くなるばかりだ。何気にキツイ訳だ。

 ↓月ヶ平

 月ヶ平から10分下ればここも舗装道が通る札場(ふだば)峠。良い時間なので、舗装路脇の路肩で昼にする。まだ大栗山にも到達していないので、少し早めに出発しよう。

 ↓札場峠

 札場峠から再び山道に入り、地味な登りが続く。小さなピークを越えた所で大栗山の標識が有る。大栗山は1038のピークかと思っていたが山頂標識が有り、ここからオオキツネノカミソリの標識は下に下る道を指している。尾根の続きを指す標識は無いが、傍らの木の幹に「←1200高地」と書いた黄色いビニールテープが巻いて有る。

 ↓大栗山

 この先の道は再び細くなる。1038に登る斜面は確かな道も無いが、上を目指して登るのみ。1038ピークには得に何も無く通過。その先は枯れた笹の道を下ると通せんぼのチェーンをまたいで林道に降りる。通せんぼのチェーンには「通行禁止」の木の標識が掛かっていた。道脇には仙石峠の標識、先の分岐の右の道には「A OLコース」の標識が落ちている。自分はOLでは無いので左の木の階段の道を登る。(何言ってるの、OLはオリエンテーリングの略ですよ。ん~、ちょっとムリがあるような気が・・)

 ↓仙石峠

 ここからの道は見違えるほどの良い・太い道になる。ここからはもぉ遊歩道でしょう。すぐに舗装の道路に出るが、先にまた[A OLコース」の標識が有り、木の階段の道を登る。階段の上は気持ちの良い尾根道、だが、またまた舗装路に出てその先で遊歩道に続く。

 ↓遊歩道に格下げ(下げかよっ!)

 天然林の気持ちの良い道が続くが、ゆっくり登っていく道は地道に結構キツイ。やがて見覚えの有る1200高地への分岐に出る。遊歩道を離れて1200高地のピークをピストンする。

 ↓1200高地三角点ピーク

 1200高地からまだまだ遊歩道の地味な登りは続く。少し先の天狗棚のピークが1240m。やっと今日の最高点だ。この先の展望台まで行って面ノ木平に降りよう。

 ↓展望台

 展望台から少し戻って、巻道を面ノ木園地に戻る。面ノ木園地からはデポしておいた自転車で舗装道路を大井平に下る。道脇にはわずかだが雪も残っており、自転車で走ると結構寒い。下り一辺倒で、ほとんどこがずに25分で大井平に下りついた。が、着いたら手がかじかんでいた。

 ↓面ノ木園地

 夏焼城ヶ山がこんなに展望の良い山だとは思わなかった。結構キツかったがおおむね予定通りには歩けたかな。今日はあっぱれであったが、しかし、一日歩いて登って帰りは自転車で25分か。そんなもんっすよね、山あるきって。

 

  TIME  カシミール

大井平公園駐車場(8:00)-(9:30)夏焼城ヶ山(9:55)-サンガ坂峠(10:45)-月ヶ平-(11:35)札場峠(12:10)-大栗山(12:30)-仙石峠・AOL出会い(12:55)-1200高地(14:10)-展望台(15:00)-面ノ木園地(15:25)-[自転車]-(15:50)大井平公園駐車場


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