ボルチモアで暴動発生

このところ、人種差別に抗議するデモが各地の都市部で起こっているアメリカですが、
昨日、ボルチモアで行われたデモは警官襲撃の暴動に発展してしまい、収拾がつかない混乱に陥っております。

Baltimore riots: Peace replaces violence on city's streets


米ボルティモア、黒人暴動で非常事態宣言

私のつたない英語力ですが、昨日からずっとこの暴動に関するニュースが映像とともに流されていますので
とんでもない事態になってしまっているのはよくわかりました。
最初は普通の抗議行動として集まった人たちで行進していたのが、そのうち棒やブロックを手にした人がだんだんと加わり、
警官に暴行しはじめたり、昨夜は建物や車を燃やしたりとエスカレートしていった模様です。
暴徒は消防のホースを切断して消火活動を妨げようとしたりとか、もう、むちゃくちゃです。

上のCNNのリンクを見ますと、現場周辺は封鎖され多数の武装警官が出動する物々しい雰囲気となっています。

不当な人種差別や逮捕に抗議すること自体はわかりますが、こんなふうに便乗して暴れてむちゃくちゃなことをしてしまうと、
抗議の本来の目的や理由が見えにくくなり、単に事件を言い訳にした鬱憤ばらしのように見えてきてしまいます。

そしてこのような映像が何度も放送されると、差別是正がますます遠ざかり。。。という悪循環に陥りそうに思えます。

ただ、日本に生まれ育った私が双方の当事者の感情や行動の背景が100％理解できるとは思えませんし、
「人種差別はいけない」「暴力はいけない」と言う表面的な正論のみでは難しい、ということだけは何となくわかります。。。

一刻も早く事態が収拾に向かい、平穏な街と秩序を取り戻せるように願います。