昨晩(10月10日)、ブルックリンで疑わしい症状の10代の患者が病院に搬送されたそうです。
Ebola ruled out after teen is rushed to Brooklyn hospital following trip to Sudan
アフリカのスーダンを2週間旅行して、スーダン旅行中から体調が悪かったのを、搭乗するために嘘をついて
アメリカに戻ってきたということです。
うーん。
先日、ダラスで亡くなった患者さんもそうでしたが、出入国の際に本人による申請が正確でないと、
一緒に飛行機に乗り合わせた人は、たとえ体液の接触がほぼ無いとしても、リスクゼロではありませんね。
それと記事中で気になったのは、消防(FDNY)の対応策が徹底されていないようであることです。
救急の連絡時に、患者が「私はエボラの疑いがあるかもしれません」ということは言わないで、
単に「体調が悪い」とか「熱がある」とか、そういう言い方をされると、一般患者用の装備で
現場に向かってしまう、と。
なんか市長が「対策は出来てます!」と言った直後にこういうことがあると
「ほんま大丈夫なんかいな?」
と思ってしまいます。
昨日の市長の話にも出ていましたが、NYCは滞在資格がないのに住んでいる人が結構な数になりますので、
本人のみならず、家族や友人、知人で疑わしい人がいても、不法滞在発覚を恐れて名乗り出ない可能性があります。
なので、あえて「滞在資格は問わないから、疑いがある人はすぐ医療機関に!!」を強調していたのだと思います。
エボラ疑いのケースだけではなくて、様々な理由でアメリカに入国したいがために、入国審査で嘘をつく人はいるのです。
ただし、上記の10代の患者さんの場合、スーダンは流行地域から2500マイルも離れている北アフリカの国なので
エボラである可能性は低そうだ、ということです。
ご本人のためにも、周りのためにも、どうか陰性でありますように。お大事に。
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