そんな○○に魅せられて

アメリカの国勢調査2020、結果

既に日本でも報道されていますように、アメリカの2020年の国勢調査結果が発表されました。
10年毎に実施されているこの調査、今回はTVやネット、動画サイトで
調査期間前からずっと各国語で
「あなたの暮らしにこの調査結果が反映されます。必ず参加しましょう」
という公共広告が集中的に繰り返し流れていました。
いつもは優先順位が低い日本語も、この広告は日本人の俳優さんが出演の日本語バージョンもありました。
回答しない人が毎回相当数いるからでしょう。

私もオンラインのCensus2020のサイトから回答を送りました。

Census Data Shows US Is Diversifying, White Population Shrinking
https://www.nbcnewyork.com/news/national-international/census-data-shows-us-is-diversifying-white-population-shrinking/3218513/

こちらの記事によると、アメリカ国内はますます多様化してきて、
白人人口は高齢化が進み、かつ全人口に占める割合が下がってきています。
質問は「あなたは自分自身の人種をどのように認識していますか」で、
今回は自分が2つ以上の人種のミックスである(two or more races)という項目が追加されています。
2020年4月時点での結果、ということでその後の新型コロナや大規模災害による影響は反映されていません。
調査が実施される前に「あなたはアメリカ市民ですか」という質問が検討されたのですが、
それがために回答をためらう人がいると実情に即したデータが取れない、ということで、無くなったそうです。

NYCに住んでいると、多様化といわれても既に当たり前の景色なのであまり気づかないですけれど、
大都市以外のアメリカだと、データを示されて、改めてそうなのかと感じるアメリカ人も多いかもしれません。

このデータの結果は、政治と予算配分に反映される点が重要でしょう。
人口が増えているのは南部、西部、そして大都市です。
人口が具体的にどこで増減しているのかがはっきりしたので
既に今年の4月に各州での連邦議会の議員数の増減がデータに基づき決まっています。
NY州は1名減です。
リンク先記事の動画によると、あと89人、住民の数が確認されていれば議席数減はなかったそうで、
NY州地盤の議員の歯軋りが聞こえてきそうです。
今後、さらに精査された内容のデータが発表されるそうです。

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