本来ならすっかり各種表彰も終わって、
ほぼ完全オフになっているはずの12月の日本のプロ野球。
今年はシーズン開幕が6月になったため、表彰等々も日程が後にずれているのでした。
昨年は10月31日に発表されていたゴールデングラブ賞も、12月18日の発表となりました。
そして、応援しています北海道日本ハムファイターズの大田泰示選手が
パリーグ外野手部門で初受賞です。
ファイターズからは一塁手部門で中田翔選手、外野手部門で西川遥輝選手も受賞です。
おめでとうございます!
日本ハム・大田泰示がゴールデングラブ賞 12年目で念願「守備はコンプレックスだった」【NPB】
https://news.yahoo.co.jp/articles/05b4160daf7d084fb313865f405ee61a68e2f9e0
こちらの記事の大田選手のコメント。
「ジャイアンツの時から内野でも外野でもたくさんミスをしていた。ジャイアンツのコーチ、日本ハムのコーチのおかげで今がある。本当に感謝しています」
私はジャイアンツ時代の大田選手をほとんど知らないので、守備のエラーが多いのが想像できません。
岩本勉さんの著書に「DH起用も」とあったのは、こういう理由だったのですね。
ジャイアンツはエラーにめちゃくちゃ厳しいイメージなので、いろいろキツかったと思います。
それでも「本当に感謝しています」とコメントが出来る大田選手の人柄。
ファイターズに移籍直後の動画には内野手とあったので、
ああ、外野に守備位置変わったんだ、ぐらいにしか思っていませんでした。
一生懸命練習して、ここに至るまで地道に努力されたのですね。
今では、相手チームの打者がライトにフライを打ったら自動アウト!ぐらいの素晴らしい守備力です。
時々、あまりにも全力プレーで、フェンス際で怪我しないかハラハラします。ってそれはきっと私が素人だからですね。
今シーズンは長打が出ない時も、なんとか出塁する工夫、確実に投手を助ける好守で、
毎試合、勝利に繋げたいという良いプレーの引き出しが増えた感じがしました。
ほぼレギュラー確約となっても、大田選手のキャンプや練習に取り組む姿には、
毎年毎年もっと上手くなりたい、まだまだ自分の野球は前進していくんだ、という気概が感じられます。
移籍してきたときに、栗山監督が会見で言われた「まだまだこんなもんじゃない」。
そして、試合でかけられた「思い切っていけばいいから」。
その言葉がいつも心にあるのかな、と想像しています。
そしてご家族の温かい支えも、きっと大きいのだと思います。
ファイターズの練習は自主性尊重なので、(って実際に見学に行ったことは無いので想像ですけれども)
自分のペースで納得いくまでとことん練習して、最大の能力を出し切りたい、というタイプの選手にとっては
願ってもない環境でしょう。
ただ、人は一人ひとりみんな違うので、
どんな言葉が心に響くのか、どんな練習方法と環境が一番良いのか、
これが正解!というのは一つではないでしょうから、難しいですね。
大田選手と「レベチ」中田選手は契約更改済み、西川選手は現在MLBにポスティング中。
今日、検索してみたら、先日も日本人選手の記事があったMLB Trade Rumorsというサイトに
Royals Could Add Another Left-Handed Batという、ロイヤルズの左打者に関する記事があり、
Japanese star Haruki Nishikawa would fit the Royals’ frequent mold of speed/defense-oriented players,
(日本のスター、西川遥輝は、ロイヤルズのスピード/ディフェンス志向の選手の型に合うだろう)
https://www.mlbtraderumors.com/2020/12/royals-rumors-left-handed-bat-third-base-outfield.html
と記述がありました。ただし、多くの選手の名前が挙げられていて西川選手はそのうちの1人というニュアンスです。
ファイターズの選手の皆さん、来シーズンはまずはAクラス入りを目指して
グラウンドでピシッと躍動する姿を楽しみにしています!怪我や故障もありませんように。