そんな○○に魅せられて

シリア難民、アメリカの対応

先週のパリのテロ事件を受けて、アメリカも標的にしてやる!とISISから名指しされました。
テロ事件の少なくとも一人が、シリアから難民認定されてパリに入った人物とほぼ特定されたことで、
現在、アメリカの26の州で州知事が「シリア難民お断り」を表明したとのこと。

New York Timesに、これまでのシリアからの移民受入数と、今回難民受入却下を表明した州の
地図とデーターが掲載されていました。主に保守的な南部の州ですね。

Paris Attacks Intensify Debate Over How Many Syrian Refugees to Allow Into the U.S.

合衆国政府としては、難民はこの事件とは別として依然受け入れると再度表明していますが、
市民感情としては難しいという感じですね。
特にアメリカの場合、州によって運用される法も違っていたりするので、合衆国政府が決定すれば
必ず受け入れられる、ということはありません。

もちろん、リベラルなNY州はこの26州には入っていません。
もし表明とかしたら、むしろNYCで誰かがデモとか集会とかやりそうな雰囲気です。

このテロで、先進諸国の難民への同情、受け入れムードは一気に冷めたように思います。
日本語で言うと、まさに「恩を仇で返される」感じでしょうか。

…しかし自分の実感として、何かをしてもらってそれに「恩義を感じる」
というのは日本人だとわりと普通のことだと思うんですが、
これが実は世界的に見ると、かなり特殊なことではないか、と最近思ったりしています。
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