そんな○○に魅せられて

Taste of Ukraine(続き)

一つ前の記事Taste of Ukraineの続きです。

ネット情報でTaste of Ukraine、写真ではTaste of Russia、そして現地に着いたらInternational Food。
3つの名前を持つお店?に入ってみました。
ひょっとしてウクライナ侵攻開始から、店名も店内の商品もガラッと変わってしまったのでしょうか。

まず入ってすぐのところ。カラフルで美味しそうなケーキのショーケースがありました。

ちょっとコッテリした感じの見た目のレイヤーケーキは、ロシアっぽいような気がしました。
周りの商品棚や冷蔵ケースにはキリル文字で名前が書いてある商品が並んでいて、
やっぱり店名が変わっただけで、お店の中身はTaste of Ukraine(あるいはTaste of Russia)のままのようです。
時間は、ちょうどランチタイムの前。何やらいい匂いが店の奥から流れてくるのでそのまま進んでみます。

奥はデリになっていて、テイクアウトのお惣菜を買うお客さんの列が出来ていました。



これらは店頭のお惣菜の一部。見ているだけでお腹が空いてきたので
お店の名前の疑問は置いておいて、私も列に並んで買うことにしました。
少しずつあれこれ注文したかったのですが、待っているお客さんも多く、
グリルした野菜とヒラメのフライをパパッと選びました。
お店の方も、てきぱきとしていて大変感じ良かったです。

そして支払いをするとき、パッケージに貼られたラベルを見たら「Taste of Russia」になっていたのでした。
これは結局「食べて応援」にならないのかも??でも食べ物に罪はないから、いいか?
と思案しながらお店を後にしました。

その後、一体どうしてこうなったのか知りたくて色々検索したら、3月7日付のローカル紙にこんな記事がありました。

OWNER OF BRIGHTON BEACH STOREFRONT LOOKS TO NAME CHANGE IN SOLIDARITY WITH UKRAINE
https://www.brooklynpaper.com/owner-of-brighton-beach-storefront-looks-to-name-change-in-solidarity-with-ukraine/

例によって私の微妙な英語力で解釈しておりますが、
記事によりますと、この店舗はTaste of Russiaという名前で3年間この地で商売していたのですが、
元々こちらのお店のビジネス自体はブルックリン南部のウクライナコミュニティに30年近く根付いているとのこと。
オーナーも当地にウクライナ出身の友人知人、ウクライナにも親族がいるそうです。
なので、今回のウクライナ侵攻に際し、地元ウクライナコミュニティへの支援を表明するため
「Taste of Russia」という看板を下ろしたのでした。

で、グーグルではしばらくTaste of Ukraineと検索するとこちらのお店がヒットする状況になり
ちょうど私が検索した時はそうだったのでしょう(今はまた検索すると「Taste of Russia」になっているようです)。
しかし記事中では、オーナー曰く、店名は国や地域を限定しないニュートラルなものに変える予定とあり、
私が訪れた時には、その通り「International Food」という看板が上がっていたのでした。

…ということだと思います。これは全く私の個人的解釈なので違っていたらお詫びします。

ちなみに、テイクアウトしたお惣菜はあっさり目の味で大変美味しく、かつボリューミーでお値段もリーズナブルでした!

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