日本語が怪しいうちの子どもにとっては、滞在期間中毎日、ほぼ日本語一色の生活になりますので、
日本語を上達させるまたとない機会であります。
直接話す大人や子どもだけでなく、周りの会話や各種アナウンスからもたくさん吸収できることがあり、
本当にありがたいですね。
しかし。
今夏に関しては困ったことになりました。何をするにも
「おかあさん、やばいやばいやば~い!」
やばい、を連発しておりました。
日本の友人の子どもたちは少し年上になりますが、友人たちに聞いてみると、口を揃えて
「そうやねん!なんでも『やばい』て言うから、わけわからんのよ!!」
もちろん「やばい」という言葉自体は私が子どもの頃からポピュラーだったような気がします。
が、文脈として使われるのは、あくまでもネガティブな表現として。
主に「状況が悪い方に進んでいる」という場合に使っていました。
しかし今の若い子たちは、いいことも悪いことにも「やばい」を使うようで
「え~、この服、超やばくない?」→とても可愛い、とか素敵の意
「やば~い、夏休みの課題もう終わりそう!!」(親がきいていると「え、それって全然やばくないでしょ?」)
少し前に流行っていた(?)「半端ないっすね」というのも良くわからなかったんですが、
この「やばい」に関しては、前後の文脈とか状況を把握してないと、どっちの意味だかさっぱりわかりません。
私が若い頃に流行った言葉も、きっと当時の大人からみたら、わけわからん物言いだったと思います。
しかし一言で、ネガポジ全ての状況に応用してしまう言葉、というのは無かったような記憶があります。
とりあえず子どもには
「あのね、『やばい』ていうのはとてもカジュアルな言葉遣いだから、他の言い方考えようね~」
とは言ってみるものの、なかなか難しいようです。
耳から覚えて話すのは悪くないですが、うちの子の場合はもともとの日本語の土台が怪しいところに
一言で応用できてしまう流行り言葉が注入されるのは、やっぱり良くないような気がします…。
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