荒れる選挙戦

アメリカ大統領選の予備選。
民主、共和、両党とも最早大勢は決した、という感じなので最近はニュースも見なくなってしまいました。

私はテレビよりもっぱらネット派ですけれど、夫は朝起きたらテレビをつける、というのが日課のような人間です。
そこでニュースを一緒に見ていましたら、なんか暴動のようなシーンが映り、ヨーロッパかどこか？と思ったら
ニューメキシコ州アルバカーキーで、トランプ氏の集会場の外に集まった反トランプ氏のグループが大暴走していたのでした。

Anti-Trump protest erupts in New Mexico

私の記憶にある限り、渡米以来、大統領選の予備選でこんな激しい暴動を見たのは初めてです。
顔を隠して、石やビンを投げまくり、パトカーの上でジャンプしていますね。
騎馬警官がデモ隊を蹴散らしています。
何本か動画がありますので、順を追ってみていますと、
最初は反トランプ派、プラカードを掲げてシュプレヒコールを叫んでいたのが
時間の経過とともにだんだんエスカレートしていったのでしょうか。
ニューメキシコ州のマルチネス知事はヒスパニック系の女性で、共和党ですが、トランプ氏を積極的に支持はしていません。
トランプ氏も彼女を批判して「自分がニューメキシコの知事になったらもっと良い仕事ができる」と言っています。

Trump Goes After GOP Gov. Susana Martinez At New Mexico Rally

こんなことばかりで選挙戦が荒みつつ進んで行くのは、やっぱりおかしな感じがします。
もしくは、私自身が単純に以前はこのような事態をぼんやりと見逃していただけかもしれません。

かといって、民主党のクリントン氏に支持が集まるかというとそういうわけでもなく、
サンダース氏はまだ選挙戦を降りていません。

11月までどうなるのでしょう。誰が大統領になるにしても、すんなり穏やかにとは行かなそうです。