そんな○○に魅せられて

アメリカのSSN(ソーシャルセキュリティーナンバー)

日本でも導入される、一人一人に割り振られたナンバー制度。マイナンバー制というのですね。

内閣官房社会保障改革担当室のサイトにアクセスしましたら、ゆるキャラのうさぎの「マイナちゃん」が解説をしていました。

マイナちゃんのマイナンバー解説

マイナちゃん…。
とても可愛いですがポーズも1つだけで、マイナちゃん自身の言葉では特に解説らしい解説もしていません。
文章はとってもお役所的なままですね。

まあ、そんなマイナちゃんは置いておいて、日本だと今までは戸籍制度があるからそれでオッケーだったのでしょうか。

戸籍制度のないアメリカは、9桁のSSN(ソーシャルセキュリティーナンバー)が1936年から導入されていて、
最寄のソーシャルセキュリティーオフィスに出向いて申請します。
アメリカ生まれの子は、出生証明と同時に番号が付与されることがほとんどのようです。

Official Social Security Website

この番号は、銀行口座、クレジットカードの申し込み、家の賃貸、雇用、運転免許の取得、etc,etc...あらゆるシーンで必要となります。
場合によっては他の身分証明書で大丈夫なこともありますが。

私がNYCに来た時は、外国籍の留学生であっても「アメリカの銀行口座開設や当地の運転免許を取りに行きます」
と必要書類に添えて在学中の学校からの公式発行のレターを出せば、結構すぐに発行してもらえました。
ただ、当時持っていたのは学生ビザだったので、カードの表に「労働は不可」と但し書きが入っていました。
(私は現在は学生ビザではないので、その但し書きはカードから削除されています。)
が、その後、発行審査基準が厳しくなっているようです。タイミングよく日本領事館からお知らせが届いていました。以下、転載です。

平成27年10月27日
在留邦人の皆様及び旅行中の皆様
在ニューヨーク日本国総領事館

●ソーシャルセキュリティナンバーの申請について
妻のソーシャルセキュリティナンバー(SSN)を申請した邦人の方から「申請書,パスポート,I-94の他,婚姻関係を証明する書類を求められ,戸籍謄本と自身で作成した和訳文を提出したが和訳文は不要として返却された。しかし,その後6週間以上経つが何の音沙汰もない。いつになったらSSNが発行されるのだろう」とのご相談が寄せられました。
当館からソーシャルセキュリティアドミニストレーション(SSA)事務所に照会してみたところ「SSAでは外国語文書は全て指定機関で翻訳する原則となっておりその作業には平均12週間かかる。従って,外国人のSSN発行審査は事務所の平均事務処理期間(約4週間)を大幅に超過する傾向がある」との回答でした。しかし,日本人の氏名は同じ漢字でも幾通りもの読み方がありますので,戸籍謄本を正確に訳すことは実は簡単なことではないと思われます。
さて,当館では戸籍に基づいた婚姻証明,出生証明,戸籍謄本の翻訳証明等の各種証明を発行しています。SSN取得を目的とした申請も多くみられます。当館発行の婚姻証明をSSAへ提出して上述のような長時間を要したとの話は聞いていません。ただし,婚姻証明では不十分とされて戸籍謄本を求められるケースもあり,実際は各SSA事務所の判断によるところが大きいようです。
当館としては本件実態の把握に努めたいと思っていますので,SSAに当館発行の証明を提出したが手続きに異常に手間取った等SSN取得にまつわるご経験がある方は当館までご一報頂ければ幸いです。

(以上転載終わり)

アメリカ式に慣れていると、この番号がなければ何かと不便なので何とも思わなくなっていますが、
日本でも上手く制度が運用されるといいですね。
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