~前回のあらすじ~
映画「バーレスク」を観に行った帰り道、急に声を掛けられたのだが、何やら通じない言語が・・・。
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見た目で日本人と思っていた私は完全にパニクり、危うく「パードゥン?」とか聞きそうになる。
学生くらいの女の子とそのお母さんって感じだ。
私が「うー、えー」とかやってると、女の子のほうがごそごそと盛岡市のマップを取りだして、
1枚の写真を指差し「ココ、ココ」と示してくれる。
写真で確認するところによると、その建物はおでってに隣接する某建物だった。
ちょっとこの親子は逆方向に来てしまっている!と思ったのだが、それよりも驚いたのは
そのマップの全ての説明文がハングルだったこと。
読めねー!
かろうじて、写真で建物が判別できたので、
「私もそっちに行くので、一緒に行きましょうか?」と言ってみたところ、「イインデスカ?」と
結局その親子の道案内をすることになった。
何か会話をしなくては!と日本語で「韓国の方ですか?」と聞いたところ(字を見てわかってるくせに)、
「ハイ」とのお返事が。きゃ~ん、Yさ~ん!と咄嗟に心の中でヘルプ。
その後のシドロモドロな会話で分かったことは、女の子は東京の学校(たぶん大学)の留学生で、
お母さんと一緒に盛岡へ旅行で訪れたということ。
確かに女の子のほうは日本語が上手だ。お母さんも片言だが日本語が話せるようだ。
2人の間では韓国語で、女の子が「オンマ、オンマ!(お母さん、お母さん!)」と呼んでいるのを聞いた。
盛岡の印象は、かなり寒いし雪もいっぱいで驚いたとのこと。
思わず、こんな寒くて雪が多いのは珍しいことなんだよ!と力説。
おでっての向かいの某銀行の建物もかなり興味を示していて、
「100年くらいは経ってるんでしょ?」「銀行の前は何の建物だったの?(それはずっと銀行です)」と、
いろいろ質問を受ける。
なんか、だんだん楽しくなってきて、自然と会話もはずむ(はずんでいたはず)。
そんなこんなで目的の建物の前で、「これがその建物です」と、3人で写真と見比べる。
中にも入れるよってなことで、ここでお別れ。
2人は日本語で「ありがとうございます」と何度も言ってくれた。
私もその気持ちに応えたくって、何て言ったらいいんだろうと一瞬の間にものすごく考えて、
「旅行、楽しんでくださいね」と一言。これが精一杯。
(せめて「どういたしまして」とか何とか韓国語で話せたら・・・)
その後、あの親子はどうしたかしら・・・。
ほんの一時だったけど、私はたぶん、すごく貴重な時間を過ごしたんだろうと思う。
道案内から生まれる人と人との出会い。まさしく一期一会。
盛岡はまだまだ寒さが続くけど、楽しんでください。
盛岡冷麺うまいよ・・・。
・・・。
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英会話もいいけど、時代はアジアなのかしら。
しかし、英語が話せれば大抵は通じるんでしょうな・・・。
(日本語が世界の共通語だったら。←どこまでも甘ちゃんな私)
でも・・・今の時代、これしきのことでシドロモドロになっている場合ではなかったのかな・・・。
私はこれからもっといろんな経験をしていかなくてはならないのだと気付く。
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