今日は、古い『額縁』の整理をしていました。
子供達が、学校や地域で何かの折りに頂いた『表彰状』を入れて飾っていたものです。
『がんばったね!』と言って、表彰状を額縁に入れて飾ってあげると、とても誇らしそうな顔をして喜んでいた彼らも、成長するにつれ、気恥ずかしいのか「もう、飾らなくてもいい・・」と言うようになりました。
それ以後は、額縁は納戸の奥にしまい込まれたままとなり、私自身も忘れていたものです。
今日、それらを処分しようと取り出して、一つ一つチェックをしていたのですが、なんと、なんと、その中の一つから旧1万円札が数枚出てきたではありませんか・・・。
ビックリしました!!!
額縁の中の表彰状は長男の小学生の時のものですから、もう、30年以上も前のものです。 と、なると当然、1万円札もその頃のものでしょう。
もしかしたら『へそくり』・・・?
でも、誰の・・・?
私自身は、若い頃から『へそくり』をしようと考えたこともありませんし、また、仮にやったとしたら忘れるはずがありません。
子供達は、まだ、小学生ですし・・・。
残るは夫だけですが、それもにわかには信じられない気がして・・・。
だって、夫は、家計も、営業面の経理も、全て私に任せていて、お金のことには全く無頓着の人だったのですから。
見事なほど、お金には執着しない人でした。
夫のへそくりではない・・・?
だとすると、この1万円札は何だろう・・・?
しばらく考えて、ハタと気が付きました。
当時の1万円札から現在の新しい1万円札に変わったとき、古いものを記念に残しておこう・・・と、夫は思ったのではないかと。
500円札が硬貨に変わったときも、古いお札を残していましたから。
「うん、きっと、そうに違いない・・・」と、自分なりの結論が出て、少し、スッキリしました。
それにしても、なぜ、額縁の中に・・・???
仏前の夫の遺影に問いかけても、夫は、ただ笑っているだけです。