今日は、嬉しい事がありました。
1月も終わり近くになって、アメリカから『New Year's Card』 と『自由の女神像』のボード(見だし画像↑)が届いたのです。
送り主は、以前、我が家でホームスティをしながら日本の大学に通っていた女の子です。
彼女は、とても気配りの出来る子で、私達家族にも心から打ち解けてくれました。
私が食事の支度をしていると側に来て手伝ってくれたり、泊まりがけで家を空けるときには、朝食の準備など、夫の世話をしてくれたこともあります。
また、留学を終えて帰国した後も、日本のニュースをこまめにチェックして、私達日本の家族のことを案じてくれていました。
コロナ禍の最中には、「日本ではマスク不足が深刻だと聞いたので・・・」と、わざわざアメリカから大量のマスクを送ってくれたこともあります。
彼女が留学のプログラムを終えて帰国してから、すでに10年近い歳月が流れましたが、今でも交流が続いていることを、私は心から嬉しく思っています。
そんな彼女ですが、苦労も多いのだろうなぁ・・・と、私は感じていました。
(本人が口に出して言ったことはありませんが)
その理由は、彼女が非白人だから・・・。
アメリカの実情など何も知らない私ですから、ただの偏見かも知れませんが、白人とそうで無い人の間には、色々な意味での差別が、いまだに根強く残っているような気がするのです。
その差別を乗越えてアメリカ社会で生きて行くには、高学歴が必須の条件なのかも知れません。
彼女は、去年の秋、アメリカでも名門と言われる大学院を卒業しました。
(働きながらですから、ずいぶんと時間はかかりましたが)
でも、なかなか就職先が見つからず、現在に至っています。
例え、就職先が決まったとしても、非白人で、しかも女性となると、普通の白人の何倍もの努力が必要になるでしょう。
でも、彼女は努力を惜しむ人では有りません。
きっと、良い人生を掴んでくれることと信じています。
自由の女神像のボードを見ながら、彼女が我が家に滞在していた頃のことを懐かしく思いだしていました。