同じ本でも改めて読み返してみると、若い頃と現在では全くといっていいほど、自分の受け取り方が違っていることに気がつきます。
昔、感動したことがそうでもなかったり、逆に、何気なく読み過ごした部分が強く胸に迫ってきたり・・。
夕べ読んだある作家のエッセー集の中に、自分の年齢を昔のように『かぞえ』で数えよう・・というのがあり、なぜか、その部分に素直に頷いてしまいました。
それも、私が年齢を重ねたということなのでしょう。
そのエッセーを要約すると、自分がいつも二歳年上のつもりで暮らそう・・と言うことのようです。
現在は満年齢で数えることが普通ですが、昔はお正月が来るごとにひとつ年齢があがる「かぞえ年齢」でしたよね。生まれたときが一歳でお正月が来るとひとつ歳をとる・・。だから、実際より二歳年上と言うことになります。たとえば満58歳の人は60歳。
もし、自分が2歳年上の気持ちで毎日を暮らしたとしたら・・?
58歳の人は、「もう60歳なのだからもっと毎日を充実させ、内容も豊かにしなければならない・・」と一日一日を大切に使うようになるだろう・・いうのです。
それに、ゴールが二年早いと思えばそれだけ気が引き締まると・・。
それでも、もし、何かが駄目になった時、まだ、二年の余裕があると思えば心が楽になるし、自分が60歳だと思い込んでいたのに、ある日、ふと気がついたらまだ58歳だった・・なんて考えるのも何か得をした気分になると・・。
確かにそうかも知れません。
と言うことで、これから、私はかぞえ年齢でいくことにします。
ところで、私はかぞえで何歳だったかしら・・??
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