夫が亡くなって、もうすぐ一周忌を迎えます。
つい、昨日の事のような気もするし、はたまた、遠い昔の出来事だったような気もして、この一年間は不思議な時間の感覚の中で過ごしてきました。
この間、コロナの影響でお墓の工事が遅れたことも有り、夫の遺骨は自宅の和室に安置したままでしたが、その遺骨も、一周忌法要の機会に納骨をするつもりでおります。
リビング脇の和室は、いつも襖を開け放ち、遺影や遺骨が目に触れるようにしてありましたが、その遺骨がなくなると、今度こそ、夫が遠くへ行ってしまうような気がして、いまから、寂しさが込み上げてくるようです。
そんなことを、ある人に話したら、『分骨』をすることを勧められました。
「ああ、そんな方法もあるのか・・」と、早速、仏具店に行って骨壺を買ってきました。
ほんのひとかけらの骨が入るだけの、小さな、小さな、骨壺です。
それでも、それがあれば、夫がいつも家に居て、私達家族を守ってくれるような気がして。。。
一周忌法要の折りに、お坊様に分骨をしていただくつもりです。
ところで、今日は、嬉しい事がありました。
友達が、「ご主人に食べて欲しくて・・・」と、手作りケーキを届けてくれたのです。
(タイトルの写真)
納骨をしてしまうと、食べてもらえなくなるからと。。。
彼女は、子供同士が同学年という関係のママ友ですが、今では、姉妹以上に気のおけない関係となりました。
何も言わなくても、なぜか気持ちの通ずるところが有るのです。
今日のケーキもそうでした。
私が夫の納骨のことを考えて、少し、しんみりしていたときに、ケーキが届いたのです。
すぐに、仏前に供え、私も一緒にお相伴しているうちに、気持ちがスッと晴れていきました。
本当に、友達って有り難いものですね!
夫の一周忌法要及び納骨は、一週間後です。