真世中の独りごと・・・

別に書かなくてもいいことだけど
書きたい・・・
そんなことを徒然に・・・

寺山修司 『さよならだけが人生ならば』

2017-04-08 03:55:55 | つれづれ
寺山修司
『さよならだけが人生ならば』
さよならだけが人生ならば また来る春は何だろう
はるかなはるかな地の果てに 咲いている野の百合何だろう
さよならだけが人生ならば めぐり会う日は何だろう
やさしいやさしい夕焼けと ふたりの愛は何だろう
さよならだけが人生ならば 建てた我が家は何だろう
さみしいさみしい平原に ともす明かりは何だろう
さよならだけが 人生ならば
人生なんか いりません

『だいせんじがけだらなよさ』
さみしくなると言ってみる ひとりぼっちのおまじない
わかれた人の思い出を わすれるためのおまじない
だいせんじがけだらなよさ だいせんじがけだらなよさ
さかさに読むとあの人が おしえてくれた歌になる
さよならだけがじんせいだ さよならだけがじんせいだ

于武陵『勧酒』

2017-04-08 03:36:53 | つれづれ
勧 君 金 屈 巵
満 酌 不 須 辞
花 発 多 風 雨
人 生 足 別 離

唐の詩人、
于武陵(うぶりょう)の五言絶句『勧酒』
書き下し文
「君に勧む金屈巵(きんくつし・金の杯)/
満酌辞するを須(もち)いず/
花発(ひら)いて風雨多し/
人生別離足(おお)し」


井伏鱒二『勧酒』

コノサカズキヲ受ケテクレ
ドウゾナミナミツガセテオクレ
ハナニアラシノタトエモアルゾ
「サヨナラ」ダケガ人生ダ