公開初日の初回に見てきました。
ネタバレもあると思います
なんでしょう。
可愛いの。見始めて数分はジタバタしたくなるぐらい可愛くて、どうしようかと思いました。
それだけ斗真が見た目も女性でありたいと思うリンコさんそのもので、声の出し方も仕草もすべてが可愛かったです。
でも見始めるとトランスジェンダーだからどうのこうのじゃなくて、斗真が演じるリンコさん、桐谷さんが演じるまきお、その姪っ子のトモちゃん、そして関わるまわりの人達みんなのお話で色んな人目線で映画に吸い込まれていきました。
「ぷいぷい」に斗真と桐谷さんが出演したときに、「親子で見ても良いと思う」と言っていた通り親子の物語の方が強いかなって思いました。
とくにいろんな母がでてくるんです。しかも、どの母も一生懸命で、だから”母”というものを考えたことがある人なら誰が見ても泣けるんじゃないかと思いました。
子供を持ったばかりの新米母も、子育て真っ最中の母も、そろそろ卒業かなと思ってる母も、とっくに卒業したわよって母も、母になりたい人も、母になりたくてもなれない人も、みんな誰かに共感するし、そういう母もあるんだなって思えるだろうし、なんていうか見終わってしばらくは歩きながら反芻するだけで泣きそうになったぐらいでした。
リンコさんは母になりたくても自分で産むことができないし、そんなリンコさんの母は子供の頃からすぽっとリンコさんを受け止めてるからすごいなって思うし、息子が男の子を好きなのを受け入れられない母の気持ちも分かるし、母でいることがつらくてたまに逃げ出すのも(話を聞く限りだけど)分かるような気もするし、実際に逃げるかどうか問題は別としてだけどね、大号泣じゃないけど自然と涙があふれて目を閉じるとつーっと涙が頬をつたうことが何度もありました。
そうそうリンコさんの中学生時代の役の子が天テレの頃の斗真にちょっと似てました。
でも、心は女の子の役だからブラを買ってきて貰って喜ぶシーンがあるんだけど、ブラをつけたり胸を詰めたりするシーンって嫌だっただろうなと思いました。もし実際にそうだったとしてもそれを人前でつけるのって恥ずかしいだろうし、女の子が好きなんだったら余計に興味津々の年頃だろうしね。
まきおさんがね「黒い」って最初びっくりしました。本屋さんで働いているのに、どこでそんなに灼けたの?ってぐらい黒かったです(笑)
でも役としては普通の人でした。特にテンションが高いわけでもなく、どこにでもいそうなふっつーの人でした。
しかしまきおの方からリンコさんに惚れたわりに、一緒に生活してる様子を見ると何でもやってもらってました。おかずをよそってもらったり、「お風呂入りなさい」って言ってもらったり、そこは男と女の役割を当たり前のように受け取っているんだなって。
トモちゃんがね、うまいの。初めてリンコさんに会って胸を見て驚いて、なんやかんやあって、その胸を素直に触って抱きしめられて安心して、リンコさんが偏見を持って見られたら反撃して、その方法は子供だから拙いんだけど「自分は間違ってない」とばかりに謝らなくて、少しずつ成長していくトモちゃんにも感動しました。子役じゃなくて、1人の女優さんとしてリンコさん・まきおの家族の一員になっていました。
しかしまあ、リンコさんが編んでいたものがあれだったとはねwリンコさんと一文字違いのあれwwまきおの腹巻きも編んだみたいだけど、煩悩として108つ編もうと決めていたとは。
そんな話もトモちゃんにしていたから、一緒になって煩悩を投げ合っていたけど冷静に考えたら「50Shades!」よりも具体的だったかも。だってあれは横文字ばかりだったからイマイチピンとこないこともあったけど、こっちは分かりやすい言葉だったんだもん。
それにしても斗真さん、きれいでかわいくてつよい女性でした。夜のお仕事のイメージが強いけど介護職員として丁寧にお仕事して、共働きのどこにでもいる夫婦でした。
ただ女性が着ても難しい服が多かったなあ。黄色のワンピとか、スカートの裾がなみなみになってるのとか。でも確かに私がベリーショートをしていてもTシャツジーパンという服装でも女に見られるし男と間違えられたことはないけど、リンコさんがTシャツジーパンじゃ「男が化粧してる」って見られるだろうし、意識して可愛らしい服を着て欠かさずにネイルをして片方の膝を曲げて小さく見えるように努力し続けなきゃいけないんだなって苦労もしみじみ考えちゃいました。
感想文があちこちに飛びすぎて訳分からなくなってきたけど、まとめると映画館で1人で集中して見るのがいい映画だなって思いました。
堅い話でも重い話でもなく、笑えるシーンもあるし、ゆっくりと映画の世界を味わって欲しいです。じわじわ〜っと多くの人に見てもらいたいな。
昨日の22時台に2人からweb拍手をいただきありがとうございました。
web拍手を送る
ネタバレもあると思います
なんでしょう。
可愛いの。見始めて数分はジタバタしたくなるぐらい可愛くて、どうしようかと思いました。
それだけ斗真が見た目も女性でありたいと思うリンコさんそのもので、声の出し方も仕草もすべてが可愛かったです。
でも見始めるとトランスジェンダーだからどうのこうのじゃなくて、斗真が演じるリンコさん、桐谷さんが演じるまきお、その姪っ子のトモちゃん、そして関わるまわりの人達みんなのお話で色んな人目線で映画に吸い込まれていきました。
「ぷいぷい」に斗真と桐谷さんが出演したときに、「親子で見ても良いと思う」と言っていた通り親子の物語の方が強いかなって思いました。
とくにいろんな母がでてくるんです。しかも、どの母も一生懸命で、だから”母”というものを考えたことがある人なら誰が見ても泣けるんじゃないかと思いました。
子供を持ったばかりの新米母も、子育て真っ最中の母も、そろそろ卒業かなと思ってる母も、とっくに卒業したわよって母も、母になりたい人も、母になりたくてもなれない人も、みんな誰かに共感するし、そういう母もあるんだなって思えるだろうし、なんていうか見終わってしばらくは歩きながら反芻するだけで泣きそうになったぐらいでした。
リンコさんは母になりたくても自分で産むことができないし、そんなリンコさんの母は子供の頃からすぽっとリンコさんを受け止めてるからすごいなって思うし、息子が男の子を好きなのを受け入れられない母の気持ちも分かるし、母でいることがつらくてたまに逃げ出すのも(話を聞く限りだけど)分かるような気もするし、実際に逃げるかどうか問題は別としてだけどね、大号泣じゃないけど自然と涙があふれて目を閉じるとつーっと涙が頬をつたうことが何度もありました。
そうそうリンコさんの中学生時代の役の子が天テレの頃の斗真にちょっと似てました。
でも、心は女の子の役だからブラを買ってきて貰って喜ぶシーンがあるんだけど、ブラをつけたり胸を詰めたりするシーンって嫌だっただろうなと思いました。もし実際にそうだったとしてもそれを人前でつけるのって恥ずかしいだろうし、女の子が好きなんだったら余計に興味津々の年頃だろうしね。
まきおさんがね「黒い」って最初びっくりしました。本屋さんで働いているのに、どこでそんなに灼けたの?ってぐらい黒かったです(笑)
でも役としては普通の人でした。特にテンションが高いわけでもなく、どこにでもいそうなふっつーの人でした。
しかしまきおの方からリンコさんに惚れたわりに、一緒に生活してる様子を見ると何でもやってもらってました。おかずをよそってもらったり、「お風呂入りなさい」って言ってもらったり、そこは男と女の役割を当たり前のように受け取っているんだなって。
トモちゃんがね、うまいの。初めてリンコさんに会って胸を見て驚いて、なんやかんやあって、その胸を素直に触って抱きしめられて安心して、リンコさんが偏見を持って見られたら反撃して、その方法は子供だから拙いんだけど「自分は間違ってない」とばかりに謝らなくて、少しずつ成長していくトモちゃんにも感動しました。子役じゃなくて、1人の女優さんとしてリンコさん・まきおの家族の一員になっていました。
しかしまあ、リンコさんが編んでいたものがあれだったとはねwリンコさんと一文字違いのあれwwまきおの腹巻きも編んだみたいだけど、煩悩として108つ編もうと決めていたとは。
そんな話もトモちゃんにしていたから、一緒になって煩悩を投げ合っていたけど冷静に考えたら「50Shades!」よりも具体的だったかも。だってあれは横文字ばかりだったからイマイチピンとこないこともあったけど、こっちは分かりやすい言葉だったんだもん。
それにしても斗真さん、きれいでかわいくてつよい女性でした。夜のお仕事のイメージが強いけど介護職員として丁寧にお仕事して、共働きのどこにでもいる夫婦でした。
ただ女性が着ても難しい服が多かったなあ。黄色のワンピとか、スカートの裾がなみなみになってるのとか。でも確かに私がベリーショートをしていてもTシャツジーパンという服装でも女に見られるし男と間違えられたことはないけど、リンコさんがTシャツジーパンじゃ「男が化粧してる」って見られるだろうし、意識して可愛らしい服を着て欠かさずにネイルをして片方の膝を曲げて小さく見えるように努力し続けなきゃいけないんだなって苦労もしみじみ考えちゃいました。
感想文があちこちに飛びすぎて訳分からなくなってきたけど、まとめると映画館で1人で集中して見るのがいい映画だなって思いました。
堅い話でも重い話でもなく、笑えるシーンもあるし、ゆっくりと映画の世界を味わって欲しいです。じわじわ〜っと多くの人に見てもらいたいな。
昨日の22時台に2人からweb拍手をいただきありがとうございました。
web拍手を送る