どうしても行きたかった「ただのいぬ。」展・・
ようやく今日、行ってきました!
家からは約2時間、松江市の県立美術館のギャラリーでの開催です。
会場にはいると、「ただのいぬ」の部屋・・。
これから人間に自分の生と死をゆだねなければならない子達。
なにもわからないまま純真無垢な表情の写真が展示してあります。
撮影の許可をいただきましたので、ほんの一部ですが見て下さい。
(以下 写真 服部貴康さん 詩 小山奈々子さん)
ここの部屋では写真の下にこの子達が訴えようとすべく詩がそえられています。
胸が締め付けられる思いで読みました。
「ふまれた草はいいました
痛いとか
悲しいとか
みじめなのではなく
ふまれなかった草と
なにがちがうのか
それだけを
教えてほしいと」
ここから光の部屋と暗闇の部屋に分かれます。
どちらへ進もうが自由です。
私は光の部屋へ入りました。
ここで、写真家の服部さんが会場におられたので、お話を聞きながら回ることにしました。
ほんとに運良く新しい家族に引き取られ、幸せに生活する事になった子達の写真です。
生き生きとした穏やかな表情ですよねー。
ゴールデンレトリバーの子は、引き取られたとき両方の乳ガンにかかっていたそうです。家族に看取られ、幸せに旅立っていったんでしょう・・。
こういう犬との出会い、別れがあるんですね。
新しい家族の元に行けるのはごくごく少数です。
やはりどうしても見た目の可愛い子が引き取られていくそうです。
譲渡会に出されるのも、大人しくて可愛い子・・
こんな話を聞きました・・
ごはんを与えるときに係の人が棒でつつく。
それでもじっと大人しく黙っている子は譲渡会に出されて生きるチャンスを与えられる。つつかれて唸ったり、暴れる子はそこで生きることを絶たれます。
飼い主もなく、知らない冷たい場所に入れられて、棒でつつかれ大人しくしている方が不思議だと服部さんはいわれてました。
全く同感です。
そして暗闇の部屋・・・
部屋は薄暗く、犬たちの前の鉄格子が更に悲しくうつします。
殺処分が決まった子達です。
この子達は数日後、数時間後に必ずや訪れる死を待っています。
服部さんが写真を撮ろうと近づくと、喜んで寄ってくるそうです。
何故、この冷たい部屋にいるのか・・何故飼い主がいないのか・・
なにもわかっていないはずです。
もちろん、このまま殺されることも・・。
なにも悪いことはしていないのに・・
人間の身勝手さが生む現実・・・。
最後を過ごす冷たい鉄の部屋・・「ドリームボックス」と呼ぶそうです。
せめて最後は夢を見るように安らかに・・という思いから・・。
このあと炭酸ガスで窒息死・・自動的に焼却炉で焼かれます。
写真には焼却炉の内部、燃えて灰になり、たくさんの骨が焼却炉に残ってる写真もありました。
どうしてもシャッターは押せませんでしたが、しっかり目に焼き付けてあります。
涙が後から後から流れてきます・・。
他の人も泣いてました・・。
でも現実なんですよね。
島根県の処分場の写真です。
子犬はふれあい広場というとこにいます。
新しい飼い主を待っています。
このふれあい広場と殺処分場は隣同士にあるそうです。
けっして安楽死ではありません。
苦しんで苦しんで死んでいくんです。
せっかくの引き取り手がいても、なかなか条件のクリアーが難しいようです。
特に、完全室内飼い。
島根のように田舎ではまだまだ犬は外で飼うもの、という考えの人が多いです。
実際ウチも雑種のサブは外飼い。
たしかに室内犬と外犬との犬との関わり方は差があります。
引き取った子を家族同然に受け入れると言う点では室内飼いとなるのかもしれません。
結局私に何が出来るのか・・・
何もできません。
かわいそうな子の姿を見て、涙を流すこと位しかできないんです。
引き取ってあげるほどの環境や経済力はありません。
ただただ、この現実を直視するだけしか・・・。
少しでも役に立つのならと、レスキューバンドを買いました。
この写真に興味のある方は、角川文庫から写真と詩で綴られた文庫本が出ています。
是非読んでいただきたい。
そして近くでこの写真展が開かれた際には、一人でも多くの人に見て頂きたいと強く思います。
現実を受け止めることが、不幸な子をこれ以上増やさない第一歩だと考えます。
もっともっとたくさん書きたいことはあるのですが、うまく書けません。。
帰ってから、ラン姫、そしてサブの生涯・・責任持ってやらなければと今更ながら誓いました。。
「ひさしぶりに
そう呼ばれたので
ふりかえってみた
みたけれど
その声の視線は
遠く
ぼくの入るところは
どこにもなかった
そして
そのなまえを
ひさしぶりに聞いたこと
それだけが
耳にのこった」
長々とつたない文章すみません。。
私なりの思いでした。。。
ポッチとして覗いてみてね!ランキング参加中!
フレンチブルドッグひろば
ようやく今日、行ってきました!
家からは約2時間、松江市の県立美術館のギャラリーでの開催です。
会場にはいると、「ただのいぬ」の部屋・・。
これから人間に自分の生と死をゆだねなければならない子達。
なにもわからないまま純真無垢な表情の写真が展示してあります。
撮影の許可をいただきましたので、ほんの一部ですが見て下さい。
(以下 写真 服部貴康さん 詩 小山奈々子さん)
ここの部屋では写真の下にこの子達が訴えようとすべく詩がそえられています。
胸が締め付けられる思いで読みました。
「ふまれた草はいいました
痛いとか
悲しいとか
みじめなのではなく
ふまれなかった草と
なにがちがうのか
それだけを
教えてほしいと」
ここから光の部屋と暗闇の部屋に分かれます。
どちらへ進もうが自由です。
私は光の部屋へ入りました。
ここで、写真家の服部さんが会場におられたので、お話を聞きながら回ることにしました。
ほんとに運良く新しい家族に引き取られ、幸せに生活する事になった子達の写真です。
生き生きとした穏やかな表情ですよねー。
ゴールデンレトリバーの子は、引き取られたとき両方の乳ガンにかかっていたそうです。家族に看取られ、幸せに旅立っていったんでしょう・・。
こういう犬との出会い、別れがあるんですね。
新しい家族の元に行けるのはごくごく少数です。
やはりどうしても見た目の可愛い子が引き取られていくそうです。
譲渡会に出されるのも、大人しくて可愛い子・・
こんな話を聞きました・・
ごはんを与えるときに係の人が棒でつつく。
それでもじっと大人しく黙っている子は譲渡会に出されて生きるチャンスを与えられる。つつかれて唸ったり、暴れる子はそこで生きることを絶たれます。
飼い主もなく、知らない冷たい場所に入れられて、棒でつつかれ大人しくしている方が不思議だと服部さんはいわれてました。
全く同感です。
そして暗闇の部屋・・・
部屋は薄暗く、犬たちの前の鉄格子が更に悲しくうつします。
殺処分が決まった子達です。
この子達は数日後、数時間後に必ずや訪れる死を待っています。
服部さんが写真を撮ろうと近づくと、喜んで寄ってくるそうです。
何故、この冷たい部屋にいるのか・・何故飼い主がいないのか・・
なにもわかっていないはずです。
もちろん、このまま殺されることも・・。
なにも悪いことはしていないのに・・
人間の身勝手さが生む現実・・・。
最後を過ごす冷たい鉄の部屋・・「ドリームボックス」と呼ぶそうです。
せめて最後は夢を見るように安らかに・・という思いから・・。
このあと炭酸ガスで窒息死・・自動的に焼却炉で焼かれます。
写真には焼却炉の内部、燃えて灰になり、たくさんの骨が焼却炉に残ってる写真もありました。
どうしてもシャッターは押せませんでしたが、しっかり目に焼き付けてあります。
涙が後から後から流れてきます・・。
他の人も泣いてました・・。
でも現実なんですよね。
島根県の処分場の写真です。
子犬はふれあい広場というとこにいます。
新しい飼い主を待っています。
このふれあい広場と殺処分場は隣同士にあるそうです。
けっして安楽死ではありません。
苦しんで苦しんで死んでいくんです。
せっかくの引き取り手がいても、なかなか条件のクリアーが難しいようです。
特に、完全室内飼い。
島根のように田舎ではまだまだ犬は外で飼うもの、という考えの人が多いです。
実際ウチも雑種のサブは外飼い。
たしかに室内犬と外犬との犬との関わり方は差があります。
引き取った子を家族同然に受け入れると言う点では室内飼いとなるのかもしれません。
結局私に何が出来るのか・・・
何もできません。
かわいそうな子の姿を見て、涙を流すこと位しかできないんです。
引き取ってあげるほどの環境や経済力はありません。
ただただ、この現実を直視するだけしか・・・。
少しでも役に立つのならと、レスキューバンドを買いました。
この写真に興味のある方は、角川文庫から写真と詩で綴られた文庫本が出ています。
是非読んでいただきたい。
そして近くでこの写真展が開かれた際には、一人でも多くの人に見て頂きたいと強く思います。
現実を受け止めることが、不幸な子をこれ以上増やさない第一歩だと考えます。
もっともっとたくさん書きたいことはあるのですが、うまく書けません。。
帰ってから、ラン姫、そしてサブの生涯・・責任持ってやらなければと今更ながら誓いました。。
「ひさしぶりに
そう呼ばれたので
ふりかえってみた
みたけれど
その声の視線は
遠く
ぼくの入るところは
どこにもなかった
そして
そのなまえを
ひさしぶりに聞いたこと
それだけが
耳にのこった」
長々とつたない文章すみません。。
私なりの思いでした。。。
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