薺家

漫画用プロット見直し04

  • ある日のこと。真琴の様子がいつもと違うことに気がついた千歳。放課後まで待って、事情を聞こうと思うが……。

沈んでいる真琴を見て、千歳が「大丈夫?」と声をかけた。
机に突っ伏したまま弱々しい声で 
「お腹空いた……でも大丈夫」
と真琴。
「ちっとも大丈夫そうに見えないよ」
と心配そうに千歳が言う。
 ”また、何かあったの?” と思わず口から出そうになった言葉を
飲み込んだせいで、次の言葉が出てこない。
 
 「やだな、本当に大丈夫だって」
頭を上げて笑顔を見せる真琴。
その青白い笑顔を無視して、
「元気出して、どうしたらいい?」
少しでも元気を取り戻してほしくていろんな事を言う。
 真琴は困ったように笑い、
「わたしの言う事聞いてる?ほんっと、海野くんって優しいよねぇ、顔ににじみ出てるもん」
 真琴の無理に作った笑顔も無視する。

「キスしてあげようか?」

と千歳が言う。

千歳の言葉にふっと真顔になった真琴は

「でも学校だよ」

「うん」

「ルール違反だよ」

「いいよ、ちょっとだけ」

そう言いながら確認するように、真琴の目を覗き込んで少し笑った。


とりあえず、お直し分はこれが最後。
えらく時間がかかってしまった。
完成までどれくらいかかるやら…( ´ロ`)


12/9 一部修正。



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