足元はボッティチェリの絵画で好きな部分
お花🌺もモチーフ化されている
授乳🤱の聖母は他の作品にもあります
工房作品?今どちらに?
ミラノのアンブロジアーナ絵画館
この構図は、聖母マリアと幼子キリストが玉座に座り、聖人たちに囲まれている様子を描いたもので、特にフィレンツェで発展しました。
特にこの様式は、15世紀半ばのフラ・アンジェリコによって古典的な多翼祭壇画を近代化する試みとして始まりました。
このスタイルはすぐにフィレンツェ周辺の祭壇画における一般的なモチーフとなり、フィレンツェの商人ジョバンニ・デ・バルディの墓所礼拝堂の祭壇画もその例外ではありません。
彼はロンドンで富を築いた後、1480年代初めにフィレンツェに戻り、礼拝堂の装飾を依頼する際にはメディチ家に相談しました。
礼拝堂はフィリッポ・ブルネレスキによって設計された教会に設置され、建築家としてジュリアーノ・ダ・サンガッロが選ばれました。
そして、画家としてサンドロ・ボッティチェリが選ばれました。
この祭壇画は、ボッティチェリがメディチ家のために制作した他の作品(「プリマヴェーラ」や「ヴィーナスの誕生」など)とは異なり、より宗教的なテーマが強調されています。
例えば、聖母マリアがキリストを授乳する際に胸を隠しているなど、裸体を控える表現が見られます。
背景には植物が細かく描かれており、これはキリストの十字架が作られた木材を象徴しています。
また、聖母マリアは「閉ざされた庭」として象徴され、純潔が強調されています。
この作品は、ボッティチェリが象徴主義的な要素を取り入れ、植物の描写に非常に精密な技術を発揮していることが特徴です。
絵の中央に描かれた架空のパネルには、十字架が描かれており、視覚的な効果を高めています。
この祭壇画は当時の鑑賞者にとって宗教的なメッセージが込められた深い意味を持つ作品でした。
改めてバルディ祭壇を調べてみたらサンタクローチェのジオットの壁画がある祭壇ですね・・遠い日の記憶を思い出すと
短期留学中に夕方の美術史講座に参加したとき、教会の方に話しかけられて、明日はアッシジに行くのよと話した記憶が・・検索していたら昔よく読んだブログがヒット
日本語教師の勉強とイタリアに関してのテンションが高かった40代前半・・懐かしい