運命の日から１年

今日で、告知を受けてから、１年になる。
この１年で、変わったのは、容姿はかなり変わった。髪の毛はベリーショート、片方の胸はなく、右腕は、上げにくいし、９キロ太った。
でも、内面的には、あまり変わらない気がする。
ここまでくるのは、抗がん剤辛くてイヤだったり、手術して神経切られて、患部しびれてダルいとか、放射線の毎日通院キツいとか、文句はあるけど、自分の性格はそうそう変わらないって事。周りは知らないから普通に過ごしてるのが、いいのかもしれない。よく休むけど、仕事も行けてるからかもしれない。告知された翌日に、事務の女性の上司に話をしたんだけど
「実は、乳ガンって言われて来週１泊入院その週末から抗がん剤の点滴を、３週間に１度するし、投薬あった翌週は採血行かないとダメで…。私、今まで子供の事でたくさん休んだりしてきたし、その上自分の事で休むようになるし、これ以上会社に迷惑かけれないので、辞めようと思います」そう言ったのに
「うちの会社は、色んな人に支えられて成り立ってるの。外国籍の人、支援学校から来た人、定年して再雇用の人、持病を抱えてる人もいるのよ。みんな出来る範囲で、無理しないでやって行ってる。だから、家で塞ぎこむようにならないか心配だし、しんどくなったら、休めばいいし、辞めるのは、最後にとっとかない？小さい子どもさんいて、しんどいかもしれない。でも、責任感じなくていいから、体調いい時に出勤したらいいのよ。あなたは、休んだりしてても、出勤したら真面目に仕事してる。課長の評価も高いし、ライン作業じゃないから、自分のペースで出来るし。社長や課長には、私から話しておくから、辞めるのは保留ね」
そう言ってもらえなかったら、今の自分はなかったかもしれない。
今は放射線通院の為に午前中しか出勤してないけど、それでも誰も責めることなく、そしてあまりにも、普通にいるので課長も「大丈夫？」とか気を使わなくなった(笑)
あまりにも元気そうなので、そっと見守ってくれてるんだと思う。
ガンって、重病だと思ってたけど、普通の生活できてるから、今のところは、自分に余裕もある。でも、再発は２〜３年がびくびくしなきやいけないんだって。
そして、再発は、運命の日よりショック受けると思いますって、担当医に言われたなぁ。
きっとこれからも、色んな事あるだろうけど、この１年元気（？）に過ごせた事に感謝。