８月１３日
朝から、ドシャ降りの雨
でも、今日しかない・・・どうしても行きたかった場所
三代霊場
出羽三山・金華山・・・・そして
『人は亡くなったら恐山に行く』と、昔から言い伝えられている
１2年前
亡くなった大父の初盆の時も来た
大母も一緒に
今回は、大母の弔いの為に・・・
悪天候なのに、思っていたより参拝の人がたくさん来ていました
ここから入って行きます
恐山は火山性ガス(亜硫酸ガス)が充満していて
特有の硫黄の臭いがする
岩にぽっかり空いた穴から噴出している
あらゆる岩に、たくさんの小銭が上げられています
供養の風車が、風でクルクル
遠くに見えるのが延命地蔵尊
高台から望む宇曽利湖 (うそりこ)
遠くに大きなお地蔵さんがひっそり・・・
賽の河原に、小石が積み上げられています
亡くなった子供たちは
こうして小石を積み上げて遊んでいる・・・と聞いた事があります
でも、日が暮れる頃になると
地獄から鬼が現われて
積み上げた小石を崩しては、また「積め」と言う
子供たちは、泣きながら小石を積み上げる・・・・
なんか切ない話です
水子供養御本尊
宇曽利湖畔を歩いていると
地蔵菩薩像 (高さ３ｍ)
昨年後半から
被災地からのお参りが増えてきた事もあり
東日本大震災犠牲者追悼の為に作られて
今年の８月２２日
開眼法要が行われたそうです
こちらは『希望の鐘』
右側には『鎮魂の鐘』
キレイな音色が霊場に響き渡りました (大きな音で、ちょっとビックリしましたが・・・
)
お線香の代わりに鳴らすそうです
お地蔵さまの背面
「大小のたくさんの手形は
実際に老若男女数十人から手形を取り作った
参拝の時は
大切な人を偲んで、お地蔵さまに手をふれていただけたら有り難いもの」
と
説明がありました
いい場所に建てられています
かなり小さくて見えづらいですが
遠くの砂浜の、右側と真ん中に立っているのは
震災で亡くなられた家族の名前が書かれた木が5本
お盆飾りと一緒に祭られていました
恐山
この場所に足を一歩踏み入れた瞬間
何とも言えない気分になります
重い感じではないのですが・・・胸が詰まる思いがしますね
恐山というと、心霊現象の話をよく聞きますが
あっても不思議ではない場所です
入山する前に
他県から来たと思われる若い男性２人
「恐山って昼来ても面白くないでしょ？」・・・の会話
決して面白い場所ではないのですが・・ねぇ・・・
面白半分で歩いてると
憑いてきますよ～
(苦笑)
あっ！ちなみに霊場内に宿泊施設もありますヨ！！
かなり長くなってしまいましたが
次回も続きます
