小中一貫の義務教育学校設置計画の白紙撤回を求める要望署名
父母のみなさんが署名活動に取り組んでいます。
太田市が進めている、東小・韮西小・北中を統合して小中一貫の義務教育学校を2021年度に19億円以上かけて建設する計画の白紙撤回を要望する署名活動です。
つきない父母の不安
今年度から2年間の建設工事は、北中学校の敷地内で段階的に行われるため、授業に支障は少ないとされます。
しかし父母からは、工事中、校庭が狭くなることによる部活動への影響や、工事中の騒音によって特に受験生が授業に集中できなくなる不安の声も寄せられています。施設の完成後についても、現在の北中学校の敷地内で、現在の東小学校、韮川西小学校、北中学校の児童生徒数に見合う十分な校庭が確保されるのかという不安も寄せられています。
結局は学校の統廃合
地域活動の拠点でもある学校は存続・充実を
小規模校とされる東小学校の児童は130人ほど。これまでは「小規模校の良さを生かした教育を」という議会答弁がされてきました。地域活動の拠点でもある学校は統廃合することなく、きめ細かい教育をさらに充実するため、教員の増員など教育環境の整備・充実を進めながら存続・活用すべきです。
現場から課題も指摘される小中一貫校
全国ですでに設置された小中一貫校では、メリットとされる小中の先生による授業の相互乗り入れで時間割も複雑になり、かえって先生が忙しくなり、子どもたちにきめ細やかに向き合うために必要なことを考える時間が足りなくなる、中学生と一緒になることで小学校高学年のリーダー性・主体性が育っていないなどの課題も現場の先生から指摘されています。
小中一貫校で「期待できる」とされる「中1ギャップ」の解消やいじめの減少も、裏付けとなる科学的なデータはありません。
中学校でも30人学級を
市内全域の教育環境整備こそ最優先
教育の向上が「期待」できても、結局は特定地域の教育だけ。小中一貫の義務教育学校だから「期待できる」とされる「よい教育」は、小中一貫校ではない他の小・中学校には生かしきれず、教育基本法が保障する教育の機会均等に矛盾することにもなります。
太田市ではすでに小学校全学年での30人程度学級が実現していますが、今後は学校の統廃合による特定の中学校区での小中一貫校ではなく、全ての市立中学校の全ての学年での30人学級、非正規雇用の教員、栄養士、給食調理員など職員の正規化、市立小・中学校全体の施設整備こそ最優先課題。校舎や体育館、校庭、給食調理室、校庭内につくる学童保育クラブなどで19億円以上とされる建設予算は、市全体の教育環境充実のために使うべきです。
市はこうした声に向き合い、小中一貫の義務教育学校はその設置計画を一度白紙に戻し、父母など学校関係者とていねいな議論を行うべきです。
3校存続より小中一貫校はコスト増
東小学校、韮川西小学校、北中学校を存続させると維持費は22憶円。19億円以上かけて小中一貫校をつくると維持費は14億円(ともに20年間の推計)。これでは、税金の支出も増えてしまいます。
白紙撤回を要望する理由は署名用紙に詳しく書かれています。
諦めてしまったら、それで終わりです。たとえ結果がどうなろうと、この署名活動は決してムダにはなりません。何より、必死の思いで勇気を出して立ち上がった父母のみなさんの切実な願いです。実際に太田市では、21階建ての市庁舎建設の基礎工事が終わった後に12階建てに変更した歴史もあります。
署名用紙は上記のバナー(署名画像)をクリックしていただくと、リンク先からダウンロードできます。たくさんのみなさんのご協力をよろしくお願いします。
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もし仮にあるとしたら、中学生も遊んだりするのでしょうか?(たとえば中学3年でも遊べることになるのでしょうか?)
小中一貫・義務教育学校には、今より大きめの中庭がつくられますが、そこに他の小学校と同様の低鉄棒、うんてい、すべり台、ジャングルジム、ブランコなどを設置する計画とされています。
設置された遊具は、サイズ、耐荷重など規格によっては中学生が使えないものもあり得ますが、規格が中学生の使用に耐えられれば、中学生も使えると市教委が答えています。
何度か内容を読み返してみましたが、
市教委に尋ねてみたのですかね?
わざわざありがとうございました。
確かに実際に小中一貫校に遊具が設置されることも普通に見かけますね。しかし、その件について調べてみても、設置は困難ということですね。
もし、遊具が設置されていても中学生(7年生以上)は使用不可という差別はありませんか?
そして前回のコメントのとおり、遊具の規格によって中学生(7年生以上)が使えないものもあるとされています。逆に言えば、7年生以上が使えない規格の遊具が設置される可能性もあり、どの遊具が7年生以上が使えない規格のものかどうかは、これから遊具を選ぶ中で決まるということになります。
したがって、「7年生以上だから遊具は使えない(使わせない)」ということにはなり得ないということになります。
以前から、普通の公園においても遊具に年齢制限がない場合について気になっていました。
参考になりました。
どの遊具の規格を調べても、「対象年齢」は長くても12歳までのような気がしますが(稀に規格を無視して?中学生や同伴者と遊ぶこと想定する場所もある)、
実際は、親や管理者が遊んでも「耐えられる」ということで間違いありませんでしょうか?
もう1つ、この遊具の場合、「中学1年生で12歳」は対象内となりますか?
市教委に以下の3点について照会中です。
①北の杜学園に設置された遊具(器種)と各々の対象年齢
②北の杜学園に設置された遊具で中学生(7年生以上)や保護者が遊んでも使用に耐えられるか
③北の杜学園に設置された遊具の中で、対象年齢が「12歳以下」となっているものがあれば、その遊具は「12歳以下」なら中学生(事実上は1年生)(7年生)の使用に耐えられるか
以上の3点を市教委に紹介中です。
私自身、お問い合わせの件はあまり気に留めていませんでしたので、確認できるよい機会だと思います。
ただ、こうした疑問は直接、北の杜学園や市教委に問い合わせをされたほうがスピーディだと思います。学校や市教委はメールでの問い合わせにも答えます。
わざわざ質問の照会の件、ありがとうございます。
質問事項は間違いありません。
ところで、もう一つ質問(余談)ですが、
住宅に設置して子供を遊ばせるための、滑り台などの遊具に関しては、大人も遊べるタイプは実際に製品化しないのでしょうか?
こちらに関して、対象年齢はたいてい6歳くらいまでですが、
体重制限はたいてい50kgくらいまでなので、実際痩せている大人でも遊べてしまうと捉えられてしまいます。
こちらの件についてはいかがでしょうか?
一般的な遊具に関するお問い合わせだと、メーカーや販売店に問い合わせていただくしかありませんね。
北の杜学園に設置された遊具については回答不要ということでよろしいですね。
私としては、市の公園に設置された遊具について、対象年齢がわかる掲示がされていない点の改善を求めたいと思います。学校についても同様に求めます。
いろいろとお騒がせしますが、
確認できるよい機会でしたら、小中一貫校でも市教委でも良いので、できれば回答をお願いします。
連絡お待ちしております。
確かに、対象年齢の表示がない場合も注意が必要ですね。