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日本共産党 群馬・太田市議 水野正己のブログ
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サンダーズ優遇よりコロナ対策の充実を

2021年08月25日 | 市議会・市政ニュース

飯田駐車場を半減
サンダーズ事務所建設

 プロバスケットボールチーム、群馬クレインサンダーズの本拠地となる5千人規模の新体育館。建設事業費は54.5億円から78.5億円に増額され、建設契約は6月議会で可決されました。6月議会では、市営飯田町駐車場を約半減し、残った市有地にサンダーズの事務所を建設するための議案まで可決。いずれも日本共産党、立憲民主党以外の議員の賛成で可決しています。市は7月から飯田町駐車場だった市有地を、民間社会福祉法人である市社会福祉協議会(社協)に地代を5割減免し貸し付けています。社協はその市有地に事務所を建設し、1階をサンダーズの事務所として貸し付け、2階は社協が事務所として使うとされます。
    
社協の地代は5割減免
サンダーズの家賃は明らかにされず

 市と社協の借地契約は30年間で、地代の5割減免総額は3285万円。しかし社協による事務所の建設費や維持管理費も、社協とサンダーズの賃貸契約も一切明らかにされません。サンダーズが払う家賃は、市から社協への地代減免が前提となり相場より格安となる可能性が極めて高いと言えます。
    
駅なか文化館
ギャラリーは
サンダーズ仮事務所に

 駅なか文化館のギャラリーは6月29日から12月29日までサンダーズの仮事務所として使用され、使用料は5割減免。使用料減免総額は99万円となり、ここでもサンダーズ優遇が目立ちます。
    
条例違反の疑い

 市駅なか文化館条例では、第4条で施設の事業を①情報収集、市民交流等の場の提供、②文化活動、③その他文化館の目的達成に必要な事業と規定。第5条の3の④では、営利目的の使用は許可しないと規定されています。サンダーズ仮事務所としての使用はスポーツ事業で、試合=興業=営利活動のためです。ギャラリーでは営利活動をしないといっても、仮事務所として使えば、営利活動ではないという解釈も苦しくなり、条例違反の疑いが残ります。
    
コロナ対策の充実こそ

 市民が切実に求めるのは、安全・迅速・確実なコロナワクチン接種体制や大規模検査、十分な減収補てんと生活困難者への手厚い支援、医療機関・従事者への支援であり、サンダーズ優遇ではありません。



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