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日本共産党 群馬・太田市議 水野正己のブログ
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太田商業卒業式-中高一貫校化

2010年03月01日 | 子育て・教育

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中高一貫校化

  今日3月1日(月)は太田市立商業高校の卒業式です。
  私も市議会の同校の所管委員会の委員として出席します。

  卒業式・入学式というと、私はどうしても式場での「日の丸・君が代」を考えてしま
います。

  日の丸・君が代の問題も重大ですが、まずは太田商業高校の中高一貫校化について述
べたいと思います。

  現在市は、2012年度までに同校を中高一貫校とすることを計画しています。
  この計画は昨年10月13日、太田市立商業高等学校改革・改善検討委員会(08年11月14
日設置)(渡邊浩委員長・市教育委員長)が同校の改革・改善に向けた答申を発表した
後に浮上してきたものです。

  この答申に盛り込まれた同校の将来像には、①情報科の廃止と普通科の設置。②商業
科の充実。③部活動の充実の3点が示されています。

  しかし答申に盛り込まれた同校の将来像のどこを見ても、「中高一貫校化」という言
葉はありません。
  あるのは同委員会の「検討の中で出された主な意見」としての「中高一貫教育も視野
に入れた改革をすべき」という記述だけです。

  「中高一貫校化」の意見はあったが、将来像には盛り込まなかったというのが、この
答申だといえます。
  つまり同委員会としては、同校の中高一貫校化はめざさないということになります。

  同校の中高一貫校化について市教委では、入学試験について、学力テストは行わず面
接と学校からの調査票によって選抜を行いたいとしています。

  しかし入学試験で学力テストを行わないとしても、面接と学校からの調査票で一人ひとりの子どもたちに選抜のための順位をどうつけるのか、公平性をどう保証するのかな
ど重大な課題が残ります。

  結局は、義務教育である中学入学段階から一部の子どもたちを選び出して教育する特
定の学校を市がつくることになってしまいます。

  また商業科を残して充実させる以上、同科は中高一貫校とはしないことがふさわしい
と考えられます。

  中学3年で通常の受験をして入学する商業科の生徒と、小学校を卒業して入学する中高一貫の普通科の生徒が、同じ学校内で部活動も含めて学校生活を送る場合の問題も懸
念されます。

  なにより中高一貫校化によって、どんな教育を行うのかが明確でないことが問題です

  どんな問題でもそうですが、学校教育でも、まず最初にどんな教育を行うか目標を決
め、その目標の実現に向けて、どんな学校づくりを進めるのかを決めるものであるはず
です。

  その過程ではもちろん、学校の主人公である子どもたちや父母、地域、そして教育の担い手である教員が一体となって、目標や実現のための具体的計画を決めることが大切
なのは言うまでもありません。

  ところが今回の同校の中高一貫校化は、まず中高一貫校をつくることが最初に決まっ
てしまっています。

  といっても、まだあくまで“計画”ですから、これから見直すことももちろん可能で
あり、見直さなければならない問題です。

2年間という短期間で

  同時にもう一つ問題なのが、今後2年間で中高一貫校化をはかるということです。
  ことは子どもたちの人格の形成・将来に関わる問題です。
  こんな大切で重大な問題を、たった2年間という短期間で決めてしまっていいはずが
ありません。

  少なくとも2年後の中高一貫校化は見送らなければなりません。


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