学校のエアコン 冬場の設定20度は非現実的

　市立小中学校の教室のエアコン設定は、冬場の12月から３月末までは20度以下とされ、エアコン稼働は原則２時間目まで、窓を開けて換気も行われます。これらは環境省のガイドラインに基づくものですが、強制ではなく冬場の20度という設定は非現実的です。

　「学校や教室、風向き、日当たりで教室に入る風の強さは違う。窓を開けて換気すれば、外と変わらない」。全群馬教職員組合から寄せられた声です。電気代の節約より子どもや教職員の健康を尊重するのは当然です。12月議会ではその是正を求めました。

　教育部長は、校長判断で３時間目以降もエアコンは稼働可能と答弁。しかし窓を開け換気しながら20度という設定では温まらない教室もあります。20度にこだわらず現場の先生の判断を尊重すべきと迫った私に市長は、市教育委員会の判断を尊重すると答えました。