村上ファンドは 阪神電気鉄道 株の50%以上を保有。
その買取をめぐって、阪急 と村上氏側がギリギリの攻防を繰り広げていました。当初、村上氏側は1株1200円での買取を要求していたようですが、そこからは大幅譲歩、900円台での最終調整とされていました。
そして今回、阪急側が930円を提示しました。村上氏側と合意したわけではなく、強行突破なようです。
阪神株は950円前後にありますが、TOBにしては異例の低価格TOB
最近のTOBといえば
バンプレスト2,600円に対し、バンダイナムコが3,450円
キリンビバレッジ2,900円に対し、キリンが3,350円
と、プレミアムをつけたTOB価格を設定し、TOB成立を確実にしようとしています、
それが、今回は現在値より低い価格設定。
どうやら阪急側が村上氏の足元をみたてのことのようです。
村上氏は純投資ファンドなので阪神株をずっと保有している意味はなし。
ところが、保有株をすべて市場に流してしまうと、株価大暴落はまぬがれません。
そこで、多少安くなっても確実な価格で買い取れる方法としてのTOB。
そこを阪急側がにらんだようです。
挑戦状をたたきつけられた村上氏。
今後、どうするのでしょうか。
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