最近は天気がいいですなあ~。今回は初めての五島上陸編です。教会いっぱいで楽しかったです~。
初めての五島への旅。今回は、九州商船のフェリーでむかいました。船旅は2時間40分程です~
きれいな佐世保港ターミナルから出航です。フェリーはあまり波もなく快適な旅でした。久々、船に乗ったのでワクワクしてウロウロしてました。かなりの不審者・・・
一日目は用事を済ませて、2日目に教会巡りの旅へ。最初は上五島地区の北西に位置する頭ケ島にある『頭ヶ島教会』を訪れました。国指定重要文化財。
頭ヶ島は幕末まで無人島でしたが、鯛ノ浦キリシタンが仮聖堂を置いたのが始まりだそうです。ここの天主堂は小規模ながら、全国的に類例のない石造りで、地元の石を使用しています。施工者は隣村魚目の鉄川與助。大崎神父の設計指導のもとに長崎から石工を招き、まず、司祭館で試した後、本格的に壁建造を進めたそうです。入り口や窓はロマネスク風のアーチ型。内部は木造で、船底(持ち送り)天井が印象的です。シンプルななかに美しい造形美があります。
次に訪れたココは、 『大曽教会』。最初の天主堂は明治十二年(1879)、現在の天主堂から少し西方に位置する小字裏迫というところに建てられた木造の建物だったらしいです。地区の住民がほぼ100%カトリック信者であるという大曽地区に大正5(1916)年に建てられた、鉄川与助設計の八角ドーム屋根を乗せた鐘塔が特徴的な教会。この大曽教会より望む青方湾の入口にある折島は、キリシタンの島だったそうです。昭和63(1988)年に、世界ではじめての洋上石油備蓄基地が建設されたとき、島ごと買収され、島民は、教会を残して青方に集団移住したそうです。レンガ造りの良い雰囲気が感じられる建築物です。
次に訪れたところは『青方教会』。1960(昭和35)年から1970(S45)年にかけて他地区からの移転者が急増してきて新設された新しい教会です。内部も新しく整然としていましたよ~。
ここは、今回一番行ってみたかった場所、『青砂ヶ浦教会』です。国指定重要文化財。外海地方から逃れてきたキリシタンが集会所をつくり、1910年に現在の聖堂が完成。当時の神父様が外国からわざわざ原書を取り寄せて設計施工を指導された、正統なゴシック建築です。レンガの深い赤が奈摩湾の静かな海の青と美しいコントラストを成しています。随所に石材が使用され、重厚さを増しています。入り口左右には古典様式の円柱、その上に色ガラスをはめた円形の「バラ窓」が美しさをさらに引き立てています。明治43年完成。ステンドグラスもとてもきれいで、洗練された印象を感じました。古いのに新しい・・・。時代を超えたデザインです。
最後の場所は、『鯛ノ浦教会』です。明治13年(1881)年、恵まれない子どものための養育院が建てられ、翌年、最初の天主堂が建てられ、その後、明治36(1903)年、ペルー神父の指導によりこの旧鯛ノ浦教会(写真の教会)が建てられました。終戦後、昭和24年(1949)年、煉瓦造りの鐘塔が増築されたようです。このとき、旧浦上天主堂の被爆煉瓦が使われたということです。昭和54(1979)年に、新聖堂が建てられ、旧聖堂(写真の教会)は、図書館などのほか宗教教育施設として残されています。ここも古いのに新鮮な感じがする、不思議な場所でした。
今回は、美しい教会巡りができました。これ以外にも、新上五島町には全部で29カ所あるらしく、全部制覇するにはかなり時間がかかりそうです。最初の頭が島教会で、教会マップ付きの葉書セットを購入したのでそれにスタンプを押してまわりました。時間があんまりなかったので次回はもっとまわりたい!
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たけきよ。
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