どばどば水を吐く噴水のある主庭でやっと、肩の力が抜けた。
四谷側の正門からは見えない、本館の裏手。館内は撮影禁止なので、
皆こぞってカメラを構えている。これ撮ってもなあ、という表情で。
迎賓館赤坂離宮。ずっと興味はあったが、見学するのは初めて。
受付でものものしく手荷物検査をされ、何人もの係員に誘導されて本館へ。
順路どおり進むだけだが、あらゆるところに監視員がいて注意を呼び掛ける。
玄関ホールの天井の高さにまず、日本の背伸び具合を感じた。
花鳥の間の壁面七宝と、木曽産板張りの色合いは重厚で美しいのに、
フランス製巨大シャンデリアが威圧的に頭上から睨んでくる。
ルイ16世様式の羽衣の間、大理石と金箔と鏡の彩鸞の間は、もう日本ではない。
空間そのものが美術品といえる国宝建築だが、戦後の必死さをひしひし感じて、
息が詰まった。侵入者のような気持ちにさせられるのも、この国らしさなのか。
四谷側の正門からは見えない、本館の裏手。館内は撮影禁止なので、
皆こぞってカメラを構えている。これ撮ってもなあ、という表情で。
迎賓館赤坂離宮。ずっと興味はあったが、見学するのは初めて。
受付でものものしく手荷物検査をされ、何人もの係員に誘導されて本館へ。
順路どおり進むだけだが、あらゆるところに監視員がいて注意を呼び掛ける。
玄関ホールの天井の高さにまず、日本の背伸び具合を感じた。
花鳥の間の壁面七宝と、木曽産板張りの色合いは重厚で美しいのに、
フランス製巨大シャンデリアが威圧的に頭上から睨んでくる。
ルイ16世様式の羽衣の間、大理石と金箔と鏡の彩鸞の間は、もう日本ではない。
空間そのものが美術品といえる国宝建築だが、戦後の必死さをひしひし感じて、
息が詰まった。侵入者のような気持ちにさせられるのも、この国らしさなのか。
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