ある日のmacchan

ワイン&グルメ、旅の記録

Cedric Bouchard セドリック・ブシャール

2019年09月04日 | ワイン
ワインスクール「ボワノワール」の「シャンパンが好き!」

第12回 B9回目 知る人ぞ知るこだわりのRM「セドリック・ブシャール」

Cedric Bouchard

・本拠地:オーブ県 セル・シュール・ウールス村
・RM(レコルタン・マニュピラン)
・「単一区画、単一品種、単一ヴィンテージ」というポリシーのもと、徹底した品質管理で高品質のシャンパーニュを生み出す、新進気鋭の作り手。
・7つのリューディに分かれた計3.7haの畑を所有。
・セドリック氏のポリシー「オートクチュールのシャンパーニュ」を造ること
・畑の管理からラベル張りまでの全工程をほぼ一人で行う。
・リュット・レゾネで栽培
・最初の圧搾果汁「キュヴェ」のみしか使用しない。
・発酵には天然酵母を使用し、熟成にはあえて樽を使用せず、ステンレスタンクのみ
・ノンドサージュで瓶詰め
・「自然と結びついた創造性と技術の結晶」と表現
・2005年、レヴュー・デュ・ヴァン・ド・フランスの最優秀若手シャンパン生産者に選ばれる
・2000年設立された若手メゾンでありながら、その品質の高さからすでに世界中から注目を浴びる作り手となった。

4アイテムをテイスティング


No.69
Cedric Bouchard Roses de Jeanne Cote de Berchalin(2010) セドリック・ブシャール ローズ・ド・ジャンヌ コート・デ・ベシャラン

【ぶどう品種】PN100%
☆コート・デ・ベシャランはセドリック氏が父から受け継いだ畑。樹齢約40年のブドウで造られ、ノンヴィンテージとなっているが、実は単一年から造られている。

最初ヴィネガーの香りが強く、徐々に桃の香りがしてきて、最後はフルーツタルトの香りになった。少し苦味があり、厚み、アルコールのボリューム感がある味わい。

No.70
Cedric Bouchard Roses de Jeanne Presle(2013) セドリック・ブシャール ローズ・ド・ジャンヌ プレスル

【ぶどう品種】PN100%
☆プレスルは、シャブリなどと同じキンメリジャン土壌の区画で、2007年に植樹されたブドウが植えられている、セドリック氏が所有する畑の中で、最も若い畑。10種類のブルゴーニュのピノ・ノワールのクローンから造られる。

とてもミネラリー。桃の香り。塩味も感じました。

No.71
Cedric Bouchard Roses de Jeanne La Haute Lemble(2014) セドリック・ブシャール ローズ・ド・ジャンヌ ラ・オート・ランブレ

【ぶどう品種】Ch100%
☆ラ・オート・ランブレはたった0.1haという非常に小さな畑で造られるブラン・ド・ブラン。5種類の異なるクローンのシャルドネが植えられている。樹齢は13年と若いながらも、房数を極限まで減らし、質の高い業種間のあるブドウを栽培している。補糖はゼロ。

柑橘系の香り。酸が強く、ミネラリー。凝縮感のある味わい。

No.72
Cedoric Bouchard Roses de Jeanne La Boloree(2013) セドリック・ブシャール ローズ・ド・ジャンヌ ラ・ボロレ

【ぶどう品種】PB100%
☆ラ・ボレロは、樹齢50年以上のピノ・ブラン100%で造られる、大変珍しいブラン・ド・ブラン。セドリック・ブシャールのポリシーの通り、0.21haという極小の単一区画のブドウのみを使用し、38ヶ月という長期の瓶内熟成を経て、完成。

一番輝きがありました。リンゴや桃の香り、お花の香りもします。最初のアタックは引き締まった感じですが、のどごしは滑らか。

どのワインも最初ヴィネガーの香りがして、とても個性的。力強さと凝縮度が高いシャンパーニュです。ピノ・ブランが一番よくあるシャンパーニュの味わいで安心感がありました。

ワイン単独ではユニークに感じましたが、おつまみやチーズと一緒にいただくには、ブラン・ド・ノワールが良いと感じました。

オードブル&チーズ付き




ラ・カプラ(山羊乳、セミハード、富山県黒部市宇奈月町)
FROMAGE FRAIS フロマージュ・ブラン(牛乳、フレッシュ)
PIERRE ROBERT ピエール・ロベール(牛乳、白カビ、イル・ド・フランス圏)

黒木先生、皆さん 有り難うございました!

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