ある日のmacchan

ワイン&グルメ、旅の記録

偕楽園

2018年05月01日 | 茨城
正午頃水戸に到着。まず偕楽園へ。

常磐神社の駐車場に車を停め、東門より入りました。

日本三名園(兼六園、後楽園、偕楽園)のひとつ

天保3(1842)年に水戸藩第9代藩主徳川斉昭公が造園し。領民みんなで楽しむ場となるように「偕楽園」と命名されました。

早春には約100品種、3,000本の梅の花が咲きほこる梅の名所として知られていますが、その季節はとっくに過ぎていますので、見晴広場を通って「好文亭」に行きました。


好文亭は木造2層3階建の本体と、太鼓橋でつながる木造平屋建ての奥御殿からなっています。名の由来は梅の別名「好文木」から。ここで藩主は家臣や民衆達と詩歌などを楽しまれたそうです。

奥御殿では梅、桜、萩、紅葉、松と部屋名と同じ花木の絵が見られます。

桃の間


3階楽寿楼の正室の床の間


向かって左側の丸窓は漆塗りの「富士見窓」

楽寿楼より


ここからの眺めは格別です。南東の眼下に千波湖が見渡せます。かすんでいて見えませんでしたが、南西には筑波山が見られるようです。


配膳用昇降機 滑車


階下の調理室で作ったお膳や酒肴を運搬する滑車式昇降機がありました。お膳を運ぶのに階段を上り下りしなくてもすむようにと、この装置が利用されていました。今日の配膳用のエレベーターの先がけというべきもので、斉昭公の創意によるものだと伝えられています。

好文亭を見学した後、梅林をちょっとだけ覗いてみました。


梅の実がなっていました。


見晴広場




常磐神社


水戸藩2代藩主徳川光圀公と9代斉昭公が祀られています。

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