2月最初は少し緩んだ気温になりましたが、またまたマイナス30度近くにど〜んと落ちたアルバータ大平原。
今日は、薪ストーブに火をいれてホカホカポカポカのキャビンでこれを書いています。
日本から連れて来た猫のカリと、急遽ERに駆け込んだ私のVertigoのせいでたくさんあるIdeaをなかなか発信することが出来ませんでした。
そろそろ調子も100％レベルまで戻り、よし！再開です。
カナダ留学は、エージェントサイトに書いてある「歯の浮くような」バラ色ではないことを覚悟しておいてください。
この混乱の世界の中、言語も文化も全く異なる外国に勉強に来ることは、想像を絶するほど難しいです。
さて、今日のカナダ留学ニュースは：
１．カナダの住宅事情が危機的状況
住宅価格が高すぎて、若者たちは将来への希望がありません。
平屋（３部屋＋リビング＋ダイニング＋キッチン＋バスルーム(2)＋猫のひたい裏庭）が1億以上するという異常さです。
特にBC州、オンタリオ州、そしてなぜかノバスコシア州の住宅が信じられないほど高騰しています。
カナダの金利も上昇を続けており、住宅購入時の月々のローン返済額が＄2,400から2倍の＄4,800になるなんてことも起こっています。
じゃぁ、賃貸は？ というと、「そんなに高く売れるなら貸すのをやめて売ろう！」という傾向になり、賃貸そのものの供給が逼迫。
賃貸物件がネットに公開されると、早いもの勝ちの言われるままの値段で借りる、しかも物件を見もせずに、という異常なことが起こっています。
今日のCBCニュースの記事にも、借りることが出来ず結局ホームレスになったり、小さな家の地下（狭いですよ！）に他人同士7人が生活するしかないという人も。 それでも家賃は月＄500。 めちゃくちゃですね。
カナダ全土での賃貸の価格比べのグラフです。
大学留学予定の人は、まずは寮に入ること、絶対。
そうでないと、このような賃貸競争に巻き込まれてしまいますよ。
ホームステイ？ 時代遅れです。
危険過ぎます。
２．2022年、カナダが学生ビザで受け入れた留学生550,000名
住むところもないくせに、なぜかカナダはこんなに多くの留学生を受け入れました。
今日現在、カナダに学生ビザで滞在する留学生は807,750名です。
みんなどうやって生活してるんでしょうか。 インフレはまだまだ深刻。 住むところを探すのは至難の業。
見つかったとしても恐ろしく高い家賃を払い、借り主にはほぼ権利のない状態。
あらら。
カナダが2022年に受け入れた留学生の内訳です。
1. India (226,450 students);
2. People’s Republic of China (52,165 students);
3. Philippines (23,380 students);
4. France (16,725 students)
5. Nigeria (16,195 students);
6. Iran (13,525 students);
7. Republic of Korea (11,535 students);
8. Japan (10,955 students);
9. Mexico (10,405 students); and
10. Brazil (10,405 students).
それでかぁ！ インド人が多いのは！ です。
カナダの大学が乗っ取られそうな勢いで増え続けるインド人留学生。
インド系留学生の英語は、独特なインドアクセントがあります。
それはそれでいいのですが、日本人留学生の中でまだまだ英語が確立していない場合は、妙にインドアクセントが移ってしまうケースがあるので注意。
カナダに留学してインド英語を覚えることが目的の人以外は、気をつけて。
今度は、2022年12月31日現在、カナダに学生ビザで滞在する留学生の国別内訳です。
1. India (319,130 students);
2. People’s Republic of China (100,075 students);
3. Philippines (32,455 students);
4. France (27,135 students);
5. Nigeria (21,660 students);
6. Iran (21,115 students);
7. Republic of Korea (16,505 students);
8. Vietnam (16,140 students);
9. Mexico (14,930 students); and the
10. United States (14,485 students).
やはりインドが金メダル。
でも。
これでは日本は姿を消しました。 2022年の入国留学生数では8位なのに。
なぜでしょうか？
まず考えられる理由は、学位取得、永住権取得などの目的ではなく「わぁ〜い、英語を話したい」程度の理由で来る日本人がほとんど。
また、大学学位取得でカナダに来ても、甘く考えすぎて途中でドロップアウト数がかなりになることも大きな要因だと思います。
高校留学生も、結局勉強にはついていけず、卒業はまやかしの「在籍証明」しかもらえないことにがっかりしたり、また馬鹿すぎで大麻使用で強制帰国になる数も多いでしょう。
これが日本人がカナダに留学した顛末です。
カナダの教育制度は日本の真逆ですから、何の準備もなしで「行ったら何とかなる」はドロップアウトまっしぐら。
上の数字が物語っているとおりです。
あなたは英語エッセイがカナダのGrade12レベルで書けますか？
あなたはクリティカルシンキングを運用しReading, Writingが出来ますか？
英語で論理的に議論出来ますか？
出来ない？
じゃ、カナダ留学は無謀です。
でも頑張って準備勉強したいならメッセージ下さい。 アドバイスします。
出来る？
Good!!
カナダにいらっしゃい！
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