カナダの怖い数字、1月3日現在です。
1月3日たった1日だけでもオミクロン感染者がこんなに!
ケベック州14,494名、オンタリオ州11,352名、マニトバ州1,757名、BC州9,332名
(サスカチュワン・アルバータ州の数字は公開されていないが、BC州より状況は悪いと思われている。)
クリスマス中の制限を躊躇した大きなツケが新年の数字に現れ、リーダー達は必死で制限を増やしています。
そんな中、現在カナダにいる日本人留学生の様子が気になります。
1.1月の高校再開が大きく遅れる州が続出
オンタリオ・BC・アルバータに続いて他の多くの州も開始を1週間から2週間遅らせました。
その間、留学生たちはまたしても宙ぶらりん、何も指示がないままぼ〜っとホスト宅で過ごすのみ。
このまま感染が増え続けると授業はオンラインに逆戻りすることに。
専門家の見解では、カナダのオミクロンの増加は2月いっぱいか3月には止まるであろうとのことですが、その間の教育不在は避けられない模様です。
カナダの親たちは「またしても学校側は何の準備もしていなかった。オンラインの中身もめちゃくちゃ。結局学びを失うのは子どもたち。」と嘆いている現状です。
2.大学は早々とオンラインに移行
大学により方針は異なりますが、すべてオンラインになった大学が増え続けています。
またしても、高い高い学費を払って、オンライン授業でお茶を濁される留学生活になりそうな予感です。
3.現在カナダ大学留学手続き中の方へ
大学側のスタッフも、移民局のスタッフもオミクロン感染により人手不足となることが予想されていますので、様々な手続きがいつもより大幅に遅れることもありそうです。
くれぐれも早めにすべてを準備しておくことが必要です。
特に学生ビザ発給は、またしても大きな遅れを予測し、留学計画を立てることです。
4.高校留学は今の段階では完全にHOLDすることを強くお勧めします。
今後どのような変異種が現れ、それに人類と科学がどう対処していけるのかを問う、非常に深刻な2022年が予想されています。
高校の教育不在はまだまだ続きます。
未成年は自国に留まること、です。
5.現在カナダ滞在中の留学生はどんな環境にいるか
CBCが’Living Comfortably Elsewhere’というサーベイ結果を発表しました。
カナダのどこが一番快適に生活出来る場所かに答えるサーベイです。
BC州がトップな理由の一番の要因は「寒くない!」場所だからですね。
また、カナダの中でも一番社会主義傾向が強く、州政府も社会主義に近い政権です。
ワクチン接種へのネットでの対応もしっかりしており、さすがカナダの”Socialist Capital’と冗談を言っています。
日本人に人気の留学先であることも納得ですが、今後温暖化による異常気象の影響をもろに受け続けると予測されていることが大きな危惧です。
また、多民族を誇るカナダの中で「インド人」「中国人」が余りにも勢力を増しており、白人を始めとする他の人種(日本人のような他のアジア人も含む)との軋轢が大きく表に出てきた2021の傾向は今後悪化すると思います。
大西洋岸のカナダは、カナダの人には人気が出てきました。 BCやオンタリオの高騰する住宅事情よりや住みやすいというのが理由です。
日本人留学生への理解度は、未だ心配なところです。
パンデミック禍のノバスコシア高校留学プログラムが見せた冷たい対応がそのわかりやすい事例です。
3位に並ぶのがアルバータ州とオンタリオ州。
アルバータ州の魅力は広い広い大平原と晴れの日がカナダで一番多くという気候です。
一番の難点だった保守気質(白人至上主義に近いもの)も、保守政権のお粗末なパンデミック対応のため、次の選挙ではBCと同じく社会主義的政権が復活すると思いますので、留学生は住みやすい環境に戻るかなと期待しています。
オンタリオ州は人種間の摩擦が深刻なレベルに達しています。住宅事情も最悪です。
有名大学の並ぶ州ですが、厳しい生活が待っていると思います。
インド人留学生の自殺が飛び抜けて多い州でもあります。
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私自身は、2016年にカナダにベースを移して以来、遊牧民のようにウロウロとカナダを観察して来ました。
まずアルバータ南部の超保守的な「白人が一番えらいんだぞ!移民はレベルが低い!留学生は難民か?」という場所に1年半。
こりゃダメだ、うっとうしい、留学生にはキツイなと、アルバータ北部の州都エドモントンに。
アルバータ大学を中心にしたこじんまりとしたエドモントンの移民環境はこれからの世界を予測するような刺激的なものでした。
白人もかなり自由な考えを持つ人が多く(教育レベルの低い人はかなりアホでしたけど)留学生は住みやすいだろうなと。
ただし、想像を絶する寒さです。 面白いですけどね。
そして戻って来たのがBC州のバンクーバー郊外。
「戻ってきた」というのは1994年〜2004年まで住宅を持ち、そこを拠点に活動していたからです。
久しぶりのバンクーバーは落胆の連続でした。 見事な人種の調和と、自由な考えが飛び回るバンクーバーは変わってしまいましたね。
隅っこに追いやられた白人と、増えすぎたインド人、そしてカナダと犬猿の仲であるはずの中国人の大きな存在とが、何か人の心まで荒ませてしまったような。
住宅の狂ったような高騰も、人の心が荒む大きな原因かも知れません。 若者に夢がない街、それが今のバンクーバーだと感じています。
そして、今年、アルバータ州の真ん中に戻ります。
地球にやさしく生きる工夫を進める大平原で、太陽光発電、風力発電(アルバータの風は半端ないです)を進め、自然と共存するための知恵を地元の人達と探って行こうと計画しています。
カナダに留学する日本の若者たちにも、これからの地球で生きることを考えてほしいとの思いも込めて。
これから生きていく人類に寄り添うための勉強をしたいですか?
じゃぁ。
カナダにいらっしゃい!
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