カナダPilot Programーコカインなどのドラッグ少量所持可能に
カナダは科学がわぁわぁ存在感を持つ国です。
大麻が合法になったのも、今回のPilot Programも、すべて科学的根拠に基づいた法律。
UBCで勉強した時にBiopsychology, Abnormal Psychologyの教授たちが口から泡を飛ばさんばかりに「麻薬中毒を犯罪と扱うのは間違っている。病人として国が面倒みるべき。」とレクチャーしていたのが刺激的でした。
さて、2023年1月31日から2026年1月31日までの3年間のパイロットプログラムとして特定の非合法ドラック所持(2.5gまで)は刑事犯罪の対象外となります。
これはBC州、また18歳以上のみに限定されます。
ドラッグ使用にまつわる差別偏見を取り除き、カナダの(特にBC)薬物問題を国民の健康問題への危機ととらえる目的です。
(UBCの教授たちが熱く語っていた科学的根拠に基づいています。)
このプログラムで認められるドラッグは
* Cocaine (crack and powder).
* Methamphetamine.
* MDMA.
* Opioids (including heroin, fentanyl and morphine).
もちろん、売買行動や売買を目的とした所持は刑事犯罪の対象となるのは変わりません。
また、学校内、チャイルドケア施設、空港での所持も違法です。
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さすがのカナダ、科学に基づいた措置です。
結果のリサーチに注目したいと思います。
しかし。
ここで大きな問題が予想されます。
幼い間違った思い込みを持った日本人留学生への影響です。
今でもすでに、日本からの高校留学生の間に大麻使用・譲渡・売買問題が起こっており、止まるところを知らない広がりぶりです。
「日本は窮屈で嫌だ、カナダは自由だから」というとんでもない幼稚な考えで高校留学する子供が、留学後まもなく大麻汚染の留学生の仲間入りをしています。
カナダの法律では、18歳以下大麻禁止、売買・譲渡も禁止。
特に、外国人未成年である日本からの高校留学生への罰則は厳しいです。
高校留学先に出願するさいに、学区からの書類に署名します。
「カナダの犯罪、学校の規則を破った場合には、即刻退学、親の負担によりただちに帰国させる」
そんな大事な取り決めを、親子共読みもせずにエージェントにおんぶに抱っこ留学。
え?知らなかったんですか?と驚きです。
ー日本人高校生は日本でうまく行かなかったのでカナダに来る
ー親もまるでカナダに放り出すように、何も知らない、教育制度すら理解せず、エージェントに任せ子供をカナダに送る
ー子供は子供で、もともと勉強する気もなく、「校則のないカナダ」(決まりはありますよ、カナダにも)では遊んでいたら卒業出来るという「どこからそんな思い込みが出るのか」と仰天の勘違い
ーカナダのどこの高校に送られても、すでにそこには素行の悪い日本人留学生がわんさか
ーせっかくカナダまで来ても、学校でも放課後も日本人同士つるんで行動、妙な村グループを形成
ーもちろん、その中にはすでに大麻を常用している日本人高校生もおり、知らないまま自分も使用
ー馬鹿な日本人留学生が大麻所持・譲渡を見つかり、即刻退学・強制帰国になり、使っていた大麻と吸引道具を他の日本人に譲って帰国 (成田であっという間に捕まりますからね)
ーまぬけにもそれをもらった日本人高校生、退学・強制帰国
こんな話がカナダ中にあります。
しかも、「法律を破ったことを悪い」とは全く思わず「見つかったのが失敗」というとんでもない元留学生。
親も親。「退学になったのは勉強とかではないので、またカナダに戻したい。」
はぁ? はぁ? 開いた口が塞がりません。
親も子も。
黙ってみているわけにはいかないです。
カナダから行動中です。
さて、今度はCocaine, Methamphetamine. MDMA. Opioids。
その先の将来、一巻の終わりです。
命にもかかわるかも。
日本でも頑張らず、出来なかったのを教育制度や周りのせいにしていますか?
じゃぁ、カナダには来ないこと。
日本で頑張り、精一杯自分の力を伸ばしましたか?
じゃぁ、カナダにいらっしゃい!
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